中華ビジネスをより面白く、ニッポンをより熱く。家電メーカー営業マンが取り組む香港ビジネス奮闘記です。


by tatsuostyle
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自社を支える

以前会社の寮に住んでいた頃、
「自社製品以外の家電製品を持ち込んではならない」、というルールがあった。

こっそり持ち込んでいても、通勤時に寮マネージャーが部屋を巡回し、
目ざとく見つけ出す。そして不愉快な警告文が部屋の中に張られる。

「警告。速やかに搬出しない場合、退寮を命ずる。」

また、会社の組合などでも
自社製品以外の商品を使用していたことをうっかり話した場合、露骨に糾弾された。

「お前!どこから給料をもらっていると思っているんだ!」

社員が自社の製品を買う。
それは一見すると、麗しき愛社精神のように見える。
それによって、自社製品を愛し、会社の一員であることを再確認しするのも
いいかもしれない。


しかし、その製品が魅力に乏しく、市場の消費者にも受け入れられない、
評判の悪いものであった場合、自社社員が買い支えることで、不必要に
生き延びる場合がある。

デザインが醜く、価格も割高で、機能も中途半端。
市場で評価されていない商品を、社員が愛社精神で買い支える。
それは短期的には会社の業績に貢献していても、長期的に会社のものづくりの
あり方を損なう。

エクセレント商品は市場の絶え間ない厳しい要望によってブラッシュアップされ、
とことん内部で磨かれ、生み出されていく。


短視眼的でなく、巨視的であること。

社員が黙っていても買いたくなる商品を開発する。それが真のあるべき姿である。
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by tatsuostyle | 2008-04-13 19:49 | 軽めの話題