ベトナム漫遊記2 いざメコン川
2007年 08月 17日
ベトナム南部最大の都市ホーチミンは、元々はサイゴンという名で知られている。
ベトナム戦争末期の1975年、サイゴンが陥落した際に、
都市名はホーチミン(漢字:胡 志明)という北軍の指導者名に改定されたが、
地元の人々の間では今でもサイゴンという名の方が慣れ親しまれているようだ。
現地メコン川クルーズのオプションツアーに参加した際、
道中でガイドがベトナム事情を紹介してくれた。
人口は8300万人で、東南アジアではインドネシアの2億人に次いで多い。
うちサイゴンには約611万人が居住し、その半数以上の400万人がバイクを
保有している。
バスでメコン川に向かう際に感じたのだが、ベトナムの朝はとても早い。
朝の8時前には既に8割近い商店が店を開いている。
通常、10時頃、あるいは昼から店を開く中華圏とはちょっと違うようだ。
話を聞くと学校は朝7時からで、一般の会社は8時が始業とのこと。
国民一致しての朝型ライフのようだ。
バスから街を見ると、天秤棒を担いだ女性が往来を行き交い、
小売店の軒先でオープン準備をしているのも女性が多い。
男は表通りで小さい椅子に座って新聞を読んでいる姿をあちこちで見かける。
国民性は勤勉で働き者と聞いたことがあるが、どうやら間違いなさそうだ。
ほどなくバスはメコン川に到着し、ボートよりやや大きい中型船に搭乗し
メコン川クルーズを開始。
飛行機で上空からみた際、泥のような色をしていてものすごく汚い川かと
思ったが、どうやら川の土壌が赤土であるため、水が茶色に濁るらしい。
もちろん魚は住んでいて、ここで獲られた魚をベトナム人は食している。
途中で小さな島に寄った。
ジャングルのような様相のうっそうとした密林地帯に入る。
今にもアナコンダか、虎でも飛び出してきそうな雰囲気だ。
立ち寄った島ではココナッツ飴を製作している民家の訪問や
子供たちや女性による歌の披露があった。
昼食では川で獲った魚を揚げたものを、生春巻き風に巻いて食べる。
なかなか美味である。
途中、さらに小さい手漕ぎ舟に乗り移り、島内を移動。
漕ぎ手はここでも女性だ。
狭い川の両側に、ところどころに家が見える。
大雨で増水したら大丈夫なのだろうか。
5時間のクルーズを終え、サイゴンに戻る。
今夜は機会があってベトナム駐在員と夕食をともにすることになった。
それまで上海駐在員であったが、今年から当地での赴任となっている。
夕食会場に向かう際、とある同期と出会い、合流することになった。
まさかこんな出会いが待っていたとは・・・
なんでも社内FA権を行使し、当月からベトナム赴任となったという。
彼はどんな想いを持って、
ここベトナムを選んで来たのか。
思いがけないサイゴンの夜が始まった。
つづく
ベトナム戦争末期の1975年、サイゴンが陥落した際に、
都市名はホーチミン(漢字:胡 志明)という北軍の指導者名に改定されたが、
地元の人々の間では今でもサイゴンという名の方が慣れ親しまれているようだ。
現地メコン川クルーズのオプションツアーに参加した際、
道中でガイドがベトナム事情を紹介してくれた。
人口は8300万人で、東南アジアではインドネシアの2億人に次いで多い。
うちサイゴンには約611万人が居住し、その半数以上の400万人がバイクを
保有している。
バスでメコン川に向かう際に感じたのだが、ベトナムの朝はとても早い。
朝の8時前には既に8割近い商店が店を開いている。
通常、10時頃、あるいは昼から店を開く中華圏とはちょっと違うようだ。
話を聞くと学校は朝7時からで、一般の会社は8時が始業とのこと。
国民一致しての朝型ライフのようだ。
バスから街を見ると、天秤棒を担いだ女性が往来を行き交い、
小売店の軒先でオープン準備をしているのも女性が多い。
男は表通りで小さい椅子に座って新聞を読んでいる姿をあちこちで見かける。
国民性は勤勉で働き者と聞いたことがあるが、どうやら間違いなさそうだ。
ほどなくバスはメコン川に到着し、ボートよりやや大きい中型船に搭乗し
メコン川クルーズを開始。
飛行機で上空からみた際、泥のような色をしていてものすごく汚い川かと
思ったが、どうやら川の土壌が赤土であるため、水が茶色に濁るらしい。
もちろん魚は住んでいて、ここで獲られた魚をベトナム人は食している。
途中で小さな島に寄った。
ジャングルのような様相のうっそうとした密林地帯に入る。
今にもアナコンダか、虎でも飛び出してきそうな雰囲気だ。
立ち寄った島ではココナッツ飴を製作している民家の訪問や
子供たちや女性による歌の披露があった。
昼食では川で獲った魚を揚げたものを、生春巻き風に巻いて食べる。
なかなか美味である。
途中、さらに小さい手漕ぎ舟に乗り移り、島内を移動。
漕ぎ手はここでも女性だ。
狭い川の両側に、ところどころに家が見える。
大雨で増水したら大丈夫なのだろうか。
5時間のクルーズを終え、サイゴンに戻る。
今夜は機会があってベトナム駐在員と夕食をともにすることになった。
それまで上海駐在員であったが、今年から当地での赴任となっている。
夕食会場に向かう際、とある同期と出会い、合流することになった。
まさかこんな出会いが待っていたとは・・・
なんでも社内FA権を行使し、当月からベトナム赴任となったという。
彼はどんな想いを持って、
ここベトナムを選んで来たのか。
思いがけないサイゴンの夜が始まった。
つづく
by tatsuostyle
| 2007-08-17 23:22
| 軽めの話題