人気ブログランキング | 話題のタグを見る

中華ビジネスをより面白く、ニッポンをより熱く。家電メーカー営業マンが取り組む香港ビジネス奮闘記です。


by tatsuostyle
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

インドの旅

ゴールデンウィーク中、BRICsの一角 インドへ旅に出た。

何をまた好き好んで・・・と周囲から言われたが
新聞や雑誌でもインドファンドの加熱ぶりが報道されているくらい
だから、やはりここは自らの目で現地で確かめねばなるまい。

今回は北インドのデリー、ジャイプール、アーグラーを回った。
事前調査が甘かったのだが、実は北インドは年間で5月が一番気温が高い。
夜到着時には38度、そして日中は連日のように、46度近くのまさにうだるような
熱さだった。強烈すぎる直射日光、道端の犬すらも息絶え絶えの様相である。

テレビでたまにコメンテーターがしたり顔で
「インドは世界最大の民主主義ですから中国より透明度高いですよ」
「IT産業に強いので、今後多いに伸びますよ」
「欧米企業がバックオフィスとしてインドに拠点を構えているから
日本も本当に乗り遅れてますよ」
などと、言うが

彼らはどれだけ現場を見ているのだろうか。ほとんど机上論で物事を
言う、ただのしったかぶりとしか思えない。

今回一番感じたのはインフラが脆弱であることだ。
高速道路の道も多々きちんと舗装されておらず、そこに
ロバ、牛、らくだ、トラクター、オートリキシャ、車が
併走する。(ジャイプールでは象も)
そして犬の轢死体がところどころに点在。

渋滞していると思って前方を見るとたいていの場合牛が
往来を横切っていたりする。(高速道路)

また、アーグラーでは一晩に停電を3回体験。
本当に突然、真っ暗になるので、かなりびっくりする。

逆に言うと今後の成長余地が大きいわけだが
中国のようにトップダウンでインフラが短期で立ち上がるのは難しいだろう。
中国政府の有無をいわさぬ指導力は、一気呵成にインフラを構築する場合は
効果的だ。インドは一応民主主義国家であるため、地方への根回しも相当に
苦労すると思われる。

つづく
by tatsuostyle | 2006-05-11 20:56 | 軽めの話題