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中華ビジネスをより面白く、ニッポンをより熱く。家電メーカー営業マンが取り組む香港ビジネス奮闘記です。


by tatsuostyle
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新しい血

私自身が香港と商売してから丸二年が経過し、4月より三年目に突入した。

この間、香港経済の回復基調に加え、大幅な中国本土観光客の増加により
景気は好転し、不動産価格も軒並み上昇してきている。

社会経済が廻りだすと、当然雇用環境も変化するわけで、
人件費アップや、新たな、条件の良い職場を求めての人材の流動も加速する。

ご多聞に漏れず、私と仕事でやりとりのある香港人がこの度転職することと
なった。現在の会社での滞在期間は丸二年。つまり、私が香港を担当して
からの担当者である。

少し前であれば、転職で担当者変更に伴う引継ぎ、これまでの進捗を含めた
フォローアップ、費用面での折衝を含め、かなり手間のかかる骨な作業で
実にうっとおしく思っていた。

しかし、かくも人の出入りが激しい社会と接するのであれば
いちいち目くじらを立てるのでなく、それを受け入れ、いかに効率的に
スムーズに後任に渡して立ち上げるかを意識することにした。
相手の転職で、振り回されることはまだ自分のレベルが低いということだ。


考えてみれば、彼らも
自身の人生をより好転させるために、行動を起こしている。
祝福して快く送り出すのが、短期間とはいえ、仕事で関わった私からの
あるべき姿勢だろう。

小沢一郎も言っている。
変わらずに生き続けたければ、自らを変えろと。


日本にいると
多様性が少ない社会のせいか、ちょいとばかりイレギュラーなことに習慣や
ペースを乱されたり、それを受け入れる寛容な心を育むことが容易ではない。

違う、ということを
自然に受け入れ、協業していく素直さを忘れずに持ち続けたい。
by tatsuostyle | 2006-04-16 12:33 | ビジネス