中華ビジネスをより面白く、ニッポンをより熱く。家電メーカー営業マンが取り組む香港ビジネス奮闘記です。


by tatsuostyle
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円高を笑う

アメリカ経済の下振れ懸念がますます強まり、7日深夜のドル/円為替は一時101円を
着けた。

明日から1週間の市場次第で、いよいよドル/円レートは100円割れも
視野に入って来た。


ここ最近の新聞やメディアの報道を見ると総悲観一色。
日本経済も円高で輸出が大打撃を受け、業績が大幅に悪化すると断じている。


素朴な疑問であるが、なぜ円高のデメリットばかりを強調するのか。

円高でもメリットはそれなりにあるはずである。今の円レートであれば、商社などは
強い円での購買力を享受できるはずだ。

また、円はユーロやオセアニア通貨、ポンドなどにも大幅に強くなっている。
昨年のポンド/円レートは249円まで行っていたが、今は203円台。
海外旅行者にとってはかなりお得な時期であろう。


また、今の円高トレンドと調整された外国株式は外貨建資産を増やしたい人にとって、
いい買い場である。割高だったものを割安で買う。買い物の鉄則だ。


溺れている犬を徹底的にたたく。

沢尻エリカや亀田家のバッシングと全く同じでネガティブ批判してばかりでは
芸がない。そんなに物事は単純じゃないはずだ。


その時の世間のムードに流されてばかりでなく、違う視点での報道を期待したいところだ。
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# by tatsuostyle | 2008-03-09 23:57 | 軽めの話題

香港好色男

今回の出張中、メディア報道は
香港芸能界のとある男が起こした騒動でもちきりであった。

その男の名はエディソン・チャン(陳冠希)。
20代の若手イケメンであるが、なんと彼と懇ろの仲になった
香港芸能界の幾多の女優や歌手の写真が大量にネットで流出されたのだ。

生々しいベッドシーンがモザイクなしで世間に暴露される形となり、
関係のある女性は少なく見積もって20人以上。
まるで現代版光源氏のような男だ。


ハーンサップザイ。
広東語で助平だとか好色家のことを指す。

既にネット上のサイトはクローズされているようだが、
客先の現地社員が既に大量の画像を携帯電話へダウンロードを
済ませていた。


ウへへ、見たいか?

現地社員が夕食時にそっと携帯電話から
その生々しい画像を再生する。


全くこいつはとんでもねぇハーンサップザイだぜ!
酒が入ったこともあり、彼はだいぶ興奮しているようだ。


・・・
そういうお前も目糞鼻糞だぜ。

その言葉をぐっと飲み込み、私は写真を次々と閲覧した。
こいつはすごい。


今回の騒動でエディソン・チャンは香港芸能界の引退に
追い込まれた。まだ20代。いつかどこかで再起できるだろう。


後日、ローカルの新聞を読んだ。
ネット上に流出された当本人と女優らのベッドシーン画像を
4枚もののCDにダウンロードされたコンプリート版が、
ニューヨークのチャイナタウンで$20で販売され、
売れ行きが好調との記事が。


悪事千里を走る、ともいうべきか。商売につなげるこのスピード感。

まさにフラット化する世界を体現する一コマである。
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# by tatsuostyle | 2008-03-08 23:56 | 軽めの話題

香港マラソン男

香港代理店の社員が、先月の東京マラソンに参加し無事完走した。

タイムは3時間40分。目標の3時間15分には届かなかったが
少なくとも素人が簡単に出せるタイムではない。

あっぱれと言いたい。

私の知人も数名参加していたが、そのほとんどが6時間台だった。

実は同日の2月17日に、香港でもマラソン大会が開催されていたが
彼は今回東京の方を選んだ。


雰囲気が最高だったよ!

彼曰く、銀座近辺を通過した際のギャラリーの歓声と温かい応援に
とても感動したそうだ。また、参加者のコスプレの多さにもとても驚き、
付近に並走していたスパイダーマン2名とバレリーナ(男)に
どうしても追いつけず、30Km地点で一気に置いて行かれたそうだ。
やるな、仮装軍団。


彼曰く、マラソンで最も過酷なのは30km超えの地点から。
それまで好調に走っていたランナーでも、突如足がけいれんしたり、
激痛が走って動けなくなることが多い、魔のポイントでもある。

多くのランナーはあきらめかけるが、沿道のギャラリーの応援が
彼らを励まし、最後まで歩いてでも向かうよう心を奮い立たせる。

彼も足がつっていたが、拳で何度も、何度も患部をたたき
最後まで駆け抜けた。

これが、無人の高速道路などで行われたレースであったら、
ほとんどがリタイヤをしていただろう。



たとえ直接手を貸すことができなくても。
ニヒルな傍観者よりも、誰かの力の一助になれる、そんなサポーターに
スポーツ観戦だけでなくビジネスでもなっていきたい。
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# by tatsuostyle | 2008-03-06 00:24 | 軽めの話題

チーム編成

アメリカ国防総省が海兵隊員を対象にした研究で
最適な組織編成をするための、FFS理論が提唱されている。


難しい理論を飛ばして、要点を簡単に言うとこうだ。

チームメンバーが無作為に選ばれると、いわゆる
"社会的手抜き"現象によって、6人のメンバーで5人分くらいの
生産性しかあげられない傾向が確認されている。

しかし、メンバーを同質的、あるいは補完的という視点で
選び出すと、6人のメンバーで10人分くらいの生産性が
あげられる。

つまり2倍ほどの差が生じる訳だ。

これは、チームの成果・生産性はチーム編成で左右される、
ということを如実に表している。



会社の研修等でチームを組んだ際、手抜きをするメンバーというのは
常にいるので、実感される人も多いだろう。

世の中は、そううまい具合に人を無目的に集めたところで
文殊の知恵とはいかないものだ。


間もなく新事業年度がやってくる。
玉突き人事ではなく、生産性の更なる向上を勘案に入れた配置。
それができる度量と器を、人事権を持つ者に求めたいところだ。
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# by tatsuostyle | 2008-03-05 00:32 | ビジネス
私が香港市場を担当して4年。
そこで感じた3つめの大きな変化、それはマカオの急成長である。

マカオのカジノライセンスが外資に開放されたことにより、
ラスベガスの4大巨大資本はこぞってマカオへ進出し、次々とカジノを
建設した。

マカオのカジノ総数は28軒であるが、既に売り上げ収入は
本場ラスベガスを06年時点で超え、70億、80億米ドルの域に突入せんばかりだ。

直近ではボクシングのヘビー級タイトルマッチやセリーヌディオンの
コンサートが行われ、興行面でも充実しつつある。


そんな急成長しているマカオであるが、
観光客の顔ぶれの多国籍化はまだそれほど急激に進んでいるわけではなく、
約9割が中国本土からの観光客だ。

これにロシアやインド、アジアの富裕層が押し掛けるようになると
ますますマカオはホットな市場となるだろう。




マカオを訪れる観光客は07年で2,700万人、香港は2,800万人に達した。
香港の場合、うち半数の1,300万人は中国からの観光客である。
一方、日本はまだ840万人しか観光客が訪れていない。

一体日本は将来、何で飯を食っていくのか?
観光立国はその一つの解であろう。

香港・マカオは海外旅行のエントリーコースとして人気が高いが、
この1,300万にの半分、650万人が日本に訪れて消費をすれば
経済浮揚のきっかけになるはずだ。


観光先進国である香港・マカオ。
2つを足しても東京都の面積くらいしかない、このエリアに
日本の将来の観光ビジネスのヒントは多くある。
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# by tatsuostyle | 2008-03-03 22:51 | ビジネス

香港を取り巻く4年

昨夜は客先代理店との謝恩会で一気飲み対決を迫られ、浴びるように酒を飲み
香港の雑踏路地裏で何度も吐いてしまった。
スマートじゃないな・・・



前回の引き続き、香港での4年間の変化を書きたい。
私が4年間で感じた二つ目の大きな変化、それは雇用環境の変遷である。

香港市場を担当するようになったのは04年3月。
前年に世界をパニックに陥れたSARSで、香港は世界で最も多くの犠牲者を出し、
そのあおりで観光立国の香港はあらゆる面で影響を受け、航空業界、
ホテル業界、飲食店業界などが壊滅的なダメージを被った。

経済がマイナス成長になっただけでなく、リストラの嵐が吹き荒れ、
失業率も一気に8-9%台へ。各企業でボーナスの全面カット、給与減が行われ、
ワーカーにとってまさしく冬の時代であった。

全業界が不況に突入したと思われがちだが、香港人が外出を控える代わりに
家庭内での時間にお金を費やすようになり、テレビやホームシアター関連、
除菌機能がある白物家電が飛ぶように売れた。

"危機"とはよくいったもので、危険と機会はまさに表裏一体。
どんなに絶望的な状態にあっても、必ず反抗の糸口はある。



そんな逆風環境に置かれた香港。
しかし、昨今の中国の爆発的な経済成長で香港は多くの恩恵を受け、
貿易に伴う輸出入のみならず、金融、観光業も復活を遂げ、
昨年末時点での失業率はなんと3.4%と劇的に回復した。
この数値は日本よりも良い。(日本は3.8%)


景気が回復すると、人はより条件の良い職場環境へ移るのが香港社会。

この4年間、私は客先の代理店スタッフと数え切れないくらいの多くの別れを
してきた。また香港の地元企業はそれまで土曜半日出勤という、週休1.5日の
勤務スタイルが多かったが、官公庁で週休2日制が導入され、多くの民間企業も
追随した。客先の代理店は週休1.5日を維持しているが、それも人材流出の
一因なのかもしれない。

 
私は当初、
新入社員すらも簡単に会社を辞めて転職をする、その日和見的主義的な
発想が受け入れられなかった。しかし、一社に勤め続けることではなく、
転職をした方が、トータル年収が増えるのであれば、その方が合理的なのだろう。
むしろ、日本の雇用環境の方が世界では特殊なのかもしれない。



金を求めて転職をする社員は、新しい場でもいずれ不満を迎える時が来る。
結局、金でしか彼らを引き止められなくだろう。

人を惹き付けるインセンティブは、単純に金か、正当な評価か、ポジションか、
あるいはチャレンジングな大きな仕事か。

自分がいずれビジネスを持った際、どのような人材を集め、
そのようにして当人のモチベーションを高めていくのか。

移ろいやすい香港社会から、多くの示唆を受けた4年でもある。
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# by tatsuostyle | 2008-03-01 08:28 | ビジネス

如月の香港

春節明けの香港に出張で来た。

今月末で香港市場を担当していよいよ満4年となる。
04年から08年までの4年間で、私が感じた香港の大きな変化を
数回に分けて書いていきたい。


1.香港ドルと人民元の逆転
04年当初、香港ドルと人民元のレートは1対0.92。
香港市民は国境沿いの中国領深センでも、香港ドルをそのまま使うことが出来た。
ところがそれから間もなくレートは1対1となり、ついに1年前からレートは1対1.2と逆転。
今や深センで香港ドルの受付をする小売店はほとんどなく、むしろ香港側が
化粧品店や家電量販店などで人民元での購買を受け入れるようになった。

香港ドルは米ドルとのペッグ制を採用しているため、レートはUS$=HK$7.8 と
ほぼ固定されている。それは、米国の金融政策と歩調を合わせざるを得ないことを意味し、
昨年後半から米国FRBの立て続けの利下げに追随した。

香港は中国本土からの野菜や肉類、電力の輸入に頼っている。
物価の上昇が続くなどインフレ傾向であるため、本来は金利を上げて抑制を
しないといけないのに、米国と歩調を合わせて利下げをするので、ますます
投機マネーが生まれ、不動産などではバブルが生じている。

現在、人民元は米ドルに対して、高くなっていく一方なので
米ドルに引きずられて今後ますます香港ドルは人民元に対して弱くなるだろう。




香港が中国に返還されて11年たつ。
あと39年は現行の1国2制度の体制が維持されるが、
いずれ香港ドルはその歴史的な役割を終え、もっと早い段階で
人民元との通貨統合が起きるのかもしれない。
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# by tatsuostyle | 2008-02-28 23:52 | ビジネス

旅のあとがき

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ベルギー、オランダと各四回ずつ旅レポートを書いてきた。

まだまだネタはあるが、それはいつの日かまたブログにアップするので、
そろそろ旅の総括といきたい。

旅をする前、
ベルギーは、半年前から与党と野党の対立が続き、北部オランダ語圏と
南部フランス語圏の対立が半年以上の政治的空白を生んでいると聞いた。
政治的迷走が続く国は、とかく治安が悪化していたり、急激な景気悪化に
見舞われることが多い。

しかし今回ベルギーを訪れて感じたのは、とても成熟した国であったことだ。
旅人に対するホスピタリティや都市整備など、さすがはEU本部の拠点を
構えているだけあって、円熟した包容力を感じさせるものがある。


一方、ドラッグ、売春なんでもありの自由の国オランダ。
この国は国土の4割が海抜ゼロ地帯であるため、地球温暖化の影響を最も
受けやすく、氷河が融けて海抜が上昇した場合、まっさきに国が沈んで地図から
消え去る危険性がある。首都アムステルダムの運河も、いわば砂上の楼閣の
ようなものである。

EU連合が、世界で率先して温暖化対策のために厳しい環境規制を己にも、
他国にも課していこうとしているのは、オランダの危機感が相当に強いことも
一因なのだろう。

惜しむらくは、今回そういったトピックのディスカッションをローカルとする
機会がなかったことだ。



08年、EU連合はキプロスとマルタ島を加えて15カ国になった。
ブルガリアやルーマニア、ウクライナの加盟交渉などで、EUは今後ますます拡大して
いくだろう。

今回、旅をしておやっと思ったのは、オランダへの入国がパスポートのみで、入国カードが
不要だったこと。ベルギー・オランダ間の鉄道移動はパスポートチェックすらない。
グローバル化は国境を無意味にする、ということを実感する瞬間だ。




EU諸国で使われている通貨のユーロ。1ユーロコインは、
表は加盟国共通だが、裏面は各国それぞれの自由なデザインとなっている。

今、手元に3種類の1ユーロコインがある。
拡大ユーロのスピードに追い付けるよう、ゆくゆくは全加盟国の1ユーロコインを
集めていきたい。



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ベルギー・オランダ編完
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# by tatsuostyle | 2008-02-26 23:52 | 軽めの話題

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これまでいろいろな国の船上クルーズにトライして来たが
アムステルダムは街の中まで運河が入りこんでいるので、
ローカルと同じ目線で街の風景が楽しめる。


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また、大きなものから小規模なものまで、市内には博物館がとても多い。
正統派のものから、拷問博物館、SEX博物館なんてものもある。さすが何でも
ありのオープンな国だ。


今回廻った中で、特にゴッホ美術館がよかった。
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ゴッホがオランダやベルギー、パリ時代などに描いた作品が時系列で展示されている他、
彼が友人との間に交換した手紙や下書きのスケッチなど数多く公開されている。

初期の頃は、どの作品も絵のトーンがとてもて暗く、重苦しい。まるで当時の鬱積した
心理状況を反映しているようだ。

ゴッホは浮世絵にもとても興味があったようで、歌川広重の作品を模写した
ものもある。それもただのまねではなく、彼らしい色遣いで表現されていて面白い。


よく知られているように、ゴッホは晩年とても精神的に病んでいて
最後は短銃で自らの命を絶った。画家としての活動はわずか10年。
まさに燃え尽きるように駆け抜けた人生である。彼は現役中ではなく、
死後に後世から評価された画家である。



芸術家肌の人は、自分の感性に沿って勝手気ままに好きな活動をしているように
思われるが、それは正当な評価をされて潤沢な収入があってこそ。

売れない芸術家は、ほとんどが生活費を稼ぐために日銭の活動をすることが多い。

どんなに本人が素晴らしい大作、納得のいくものが完成できたとしても
それが世間で評価されない限り、当人にとっては報われることはない。



今も昔も、
人間とは他者からの評価を求め、自分の重要性を認められたい生き物。
そして狂気に陥ってまでもそれを求め続けるのが芸術家の性。


これからも
報われることのない、時代のあだ花がどこかで狂おしく咲き続けるだろう。
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# by tatsuostyle | 2008-02-25 22:43 | 軽めの話題
アムステルダムは旅人に優しい都市である。

私は出来るだけ街の雰囲気や市場の様相を感じたいため、
旅先で3kmくらいの距離であれば、バスや電車などの交通機関に頼らず、
歩くことにしている。

しかし、道路事情の悪い地域や、突如人の気配が全くなくなる通りに
遭遇することもあり、かなりの疲労や緊張が伴うこともままある。


その点、アムステルダムは、自転車の利用が盛んであり、旅人も
気軽に利用できるレンタル自転車が充実していて助かる。

1日のレンタル代は補償を含め12ユーロ。

私が借りたのは、手元にブレーキがなく、ペダルを逆回転させて
減速させるタイプのもの。ややクセがあるが慣れればなんという
ことはない。


運河横の路地裏や、広場、港湾沿いやトラムとの併走まで。
自転車は驚くほどの行動範囲と視野を広げてくれる。
天気のよい昼下がりの運河沿いには、日向ぼっこしている猫や
ドラッグを決めて恍惚の表情を浮かべている若者もいる。
これぞ生の市井の生活のワンシーンだ。

道路には幅約2m弱の自転車専用レーンが設けられており、
後から煽ってくる車や強烈な幅寄せを仕掛けてくる車などないため
安心して運転することができる。

途中、軽食を購入し公園の芝生で自転車を乗り捨て
芝生の上で大の字に横たわる。空気が澄んでおり、遥か彼方の
上空には幾多もの飛行機雲が交差しているのが見える。

欧州の冬はとても厳しいものと思っていたが、予想に反し
日中は暖かく、むしろ出発前の日本の方が寒いくらいだった。

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遺跡や博物館巡り、あるいは美食三昧の旅もいい。
しかし、自転車に乗って街中を1日かけて駆け抜ける醍醐味は・・・
全く新しい旅の楽しみ方を感じさせるものがあった。


かつての海洋大国オランダ。
自転車の利用やマナーでも世界に冠たる大国である。
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# by tatsuostyle | 2008-02-24 00:24 | 軽めの話題