中華ビジネスをより面白く、ニッポンをより熱く。家電メーカー営業マンが取り組む香港ビジネス奮闘記です。


by tatsuostyle
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巡り合いと気付きと

今回、香港で値上げの商談をするにあたり、
タイ工場の営業責任者と香港で合流した。

私は彼とは初対面だと思っていたが

"君は・・・どこかで見たような。あそこの事業部にいなかったかい?"

と、以前私がいた職場をずばりと言い当てた。

話を聞くと
私が新入社員として配属された日、
朝会で挨拶したところを見かけたそうだ。

もしかして、物凄く記憶力のいい人なのだろうか。

"いや・・・君の顔はなんとなく印象に残っていたよ"

どういう意味なのか。
あまり深く考えず、ここは得をしていると考えておこう。。。


入社時、私は国内営業配属で、彼も別部門の国内営業部隊であった。
一度も仕事で絡むことなく7年が経つ。


そんな別々の道を歩んだ2人が、海外で合流して一緒に仕事をする。
人生はわからないものだ。


ペンディングを数多く抱えて、彼はタイへ、私は日本へ戻った。


初めて経験した、1日ぶっ続けの値上げ交渉。

何が足りないのか。

よくわかった。

ネゴシエーション力、提案力を含め、磨かねばならないスキルが
目白押しだ。
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by tatsuostyle | 2007-06-30 23:59 | ビジネス

雨ときどき晴れ

この時期の香港は日本と同様に梅雨であり、朝から雨が断続的に降り注ぐ。
湿度も高く、かなりの不快指数だ。


今回の商談目的は原材料の高騰に伴う、客先への値上げ要請である。

現在の市況は、ただでさえメーカー過多で価格競争が激しく、
客先から厳しい値下げ要請をされているのに、価格据置どころか、
あまつさえ値上げ!

商談は予想通り最初から紛糾し、丸一日かかっても終わりそうにない。

商談の合間、会議室から外を見ると雨が止んでおり、
向こう岸の香港島がくっきりと見えた。

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いつもはスモッグがかっていて、対岸はあまりよく見えない。
こんなにはっきりと見渡せるのは本当に久々だ。


今年ももう折り返し地点か・・・

あと半年、どれだけ成長を続けられるだろう。


そんなことが脳裏によぎりながら、商談に戻る。

交渉の着地点は、未だ固まらない。
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by tatsuostyle | 2007-06-29 23:50 | ビジネス

10周年前夜

出張で香港に来た。
今回は少しばかり、いつもの香港と違うようだ。

今週末の7月1日、
中国返還10週年を迎えることもあり、テレビや新聞で各種イベントや行事が
紹介され、ビクトリアハーバーでは大きな花火大会が行われる。

中国の胡錦涛国家主席も、既に香港入りをして、
このメモリアルイベントに参加するようだ。

昨日は香港の証券取引所を表敬訪問していて
トレーダーが着る赤のユニフォームを纏っていた。なかなかのサービス精神ぶりだ。


10年前の97年、
タイ発のアジア通貨危機により、韓国など
アジアの経済は軒並みにクラッシュした。

日本は山一證券や日債銀の倒産など、
大企業は倒産しないという神話が、崩れるきっかけとなった年である。

98-99年はITブームが世界的に巻き起こり、
00年、膨張した風船が破裂するように、ITバブルははじけ、
米国をはじめ、世界市場は大暴落した。

01年の9.11事件。
今ではyoububeで当時の生々しい映像が
いつでも閲覧できるようになっており、永遠に風化することはないだろう。

03年にはイラク戦争が勃発。
開戦の1週間前、国連の安保理は最後まで米国の暴走を止めようと
協議を続けたが、最終的にそれを振り切る形で宣戦布告。
大国が一方的に仕掛けた戦争の一連の過程を目の当たりしたわけだが、
かつての日本もこのように追い込まれて開戦したのだろうか。

国連の最終的な調査レポートでは、イラクに大量破壊兵器はなく、
テロを支援していた、という根拠もなかった。
大義なき戦争。残されたのは這い上がれない未来である。


03年はまた、ゴールドマンサックスから
Dreaming with BRICs というレポートが出され、
その予測通り、中国が、ロシアが、インドが、ブラジルが台頭した。

一方、欧州圏において、米ドルに対抗しうる基軸通貨の座を
ゆるぎないものとしたユーロ。環境対策、保護のスタンダード策定では
リーダーシップを発揮し、今や欧州基準が世界基準となりつつある。


この10年間、世界の多極化がかつてないほど進んでいる。


次の10年。

2017年に中国はGDPで日本を抜く。
日本優位を頑なに信じ込む人には信じたくない未来だろうが、
その日はいつか、ではなく、必ず来る。

少子高齢化が加速し、人口減が止まらない日本で
成長の活力は果たして、保ち続けられるのだろうか。


成長を続ける中国も、曲がり角を迎えるときがくるだろう。

しかし、米国も
1度の大恐慌、2度の景気後退を経験しながら経済は復活してきた。
次の10年、きっと大きな紆余曲折はあるだろう。


10年後。
私はどんな環境でこのブログを書いているのだろう。

例え
国家がどのような状態になろうと、
国境に縛られない、グローバルに動き回れる人間であり続けたい。
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by tatsuostyle | 2007-06-28 01:34 | ビジネス
先週、手持ちの外貨ポジションを全て手仕舞いしたとブログに書いた。

しかし、先週末に情報を一通り収集した際、どうもこの円安トレンドはまだ続きそうなので
月曜から再度ポンド/円、 豪ドル/円でエントリーした。

結果的に、1週間の間に
オセアニア通貨に対しては15~16年ぶりの安値更新。
ユーロも166円を突破。ポンドも一気に247円へ。米ドルも一時、124円まで行った。

さらなる円安が進み、ほとんど全通貨に対して円は下げに下げた。

パターンは決まっている。
早朝のオーストラリア市場がスタートし、続いて日本市場が9時から始まるが
大きな動きはない。

ところが夕方の欧州勢の参入で振れが大きくなり、夜9時の
米国市場のスタートで一気に弾みがついて安値更新する、という流れだ。

今月、為替取引に参加して円を売っている人はほとんど入れ食い状態では
なかろうか。

円の実質レートは遂にプラザ合意の時以上に下がっていると聞く。
歴史は繰り返すならば、米国市場の大暴落で一気に円高に反転する、はず。

しかし、最近は個人の外国為替証拠金取引の参加者が
大きな圧力なり、少し円高になると一気に押し目買いを入れるので、強力な
円高ブロック役を務めているようだ。


国家と個人、そして市場との戦い。


さて今週はどんなドラマが待っているのか。
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by tatsuostyle | 2007-06-25 00:00 | 軽めの話題

新入社員と

昨年のリクルーター活動で内々定取得までのフォローアップを行ってから1年。
当時担当し、今年4月に入社した社員たちと懇談会を行った。

まだ学生の面影を残すものの、早いものでもう社会人である。


皆それぞれ配属先は決まっているが、ほとんどがまだ研修中で
うち一人は既に職場に配属されている。

今の会社は事業フィールドが広いので、入社して同じ部門で一緒に働く
確率は低い。

当然だが、まだ本格的に職場で実務を担っていない彼らは
自分がどんな仕事を担当するのか、期待しつつも、若干心配気であった。



懇談で

"絶対に社内恋愛を経験してみたい!"

"もう入社の同期同士で4組付き合っているカップルがいる"

"社会人コンパはどれくらいの頻度でやるんですか?"

など、なかなか微笑ましいトピックが多かった。


これからの道を形成するもの。それは貴方たちの想いによってである。
ぜひ、真っ白いキャンパスに自分の人生をカラフルに彩ってほしい。



懇談の後半、昨年同じリクルーターチームであった社員が駆けつけてきた。
急遽、週末からチェコ出張が入り、その準備で釘付けになってしまって
なかなか事務所を出られなかったようだ。


昨年、彼を加えた3人でリクルーターチームを組んでいた。
もう一人のメンバーである女性社員はちょうど出産が重なり、
残念ながら参加できなかった。
彼女は間もなく母となるだろう。



懇談は大いに盛り上がり、二次会終了後、終電に駆け込む新入社員たちを
2人で見送った。


"1年は本当に早いなぁ。彼らももう社会人か・・・"

"正直、まだピンとこないね。"



そんな話をしながら彼を送りにタクシー乗り場へ向かう。


"今度、モスクワに赴任することになるよ"

"おおっ!ロシアか!"

彼は入社した際、ロシアトレーニーとして既に現地を経験している。
当時はBRICsという言葉などなかったが、近年は消費市場としての
存在感はますます高まっている。

日本の自動車メーカーTOP3も現地生産を進めるなど、
世界でもホットな市場であることは間違いない。


あれから1年。

当時の学生も、同じチームだったメンバーも確実に大きな変化が
訪れている。


自分はそれ以上の成長が出来ているのか・・・?


家路に向かう途中にあるカラオケボックスを経過した時。
懐かしの H jungle with T の歌が流れていた。


"ほんのひと時でも

自分がどれだけやったか 

窓に映っている素顔を褒めろ"


まだ

まだまだだ


こみ上げてくる焦燥感を噛み殺し、家路に向かった。
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by tatsuostyle | 2007-06-23 23:56 | ビジネス

リビアレポート

リピア出張から帰ってきた同期と食事をした。

アフリカ北部、エジプトの左に位置する同国。首都はトリポリ。
リビアと言えばカダフィ大佐だ。
英米を敵視し、過去にはパンナム機爆破事件など物騒な出来事があった。

そんなところに商売はあるのか・・・?

彼の出張ミッションは
新しいショールームの設営準備をすること、
そして取引代理店のL/C(信用状)を銀行から開いてもらうよう、PUSHをすることだ。


ショールームオープンニングの一日前。

陳列する商品が届いていない、展示台がない、さらには翌日に行われる
セレモニーの案内状がまだ来賓へ発送されていないなど、ハプニングが続出。

彼は真っ青になり、そして一呼吸を置いて
カンカンになって代理店へ準備の不備を問いただした。


代理店からの返答は

"何をそんなに焦っているんだ、大丈夫さ!!"

ときっぱり。

文字通りやっつけ仕事で夜遅くまで準備をして、不備が多かったものの
なんとか当日に間に合わせることが出来た。
これぞ突貫工事。


また、遅々として信用状を開かない銀行へ行った際も

”君がなぜそんなに焦っているのか、理解できない”

と言われたそうだ。


彼は思い知った。

"時間の流れ方が違う。
 
そして、

"日本と同じ感覚でやってはいけない・・・" と


日本流の仕事の進め方や時間管理術。
それは正確であり、根回しの行き届いたものである。

しかし、それぞれの国には、しかるべきタイムマネジメントがあり、価値観があり、
仕事の進め方も異なる。


そこで日本人がカリカリして、いきり立っても仕方がない。
それらを飲み込んだ上で、仕事を進めることだ。

彼から見せてもらったリビア写真には
旧ローマ帝国の遺跡あり、市街地あり、現地の店舗ありと
なかなか知的興奮を覚えさせるものがあった。


来月は南アフリカとナイジェリアへ出張するという。

くぅ
羨ましいぜ!

私もエマージング市場をやりたいものだ。
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by tatsuostyle | 2007-06-21 23:56 | ビジネス

未来の社員2

機会あって、再び内々定者懇談会に参加した。
前回とは別口の、全員初対面の学生たちばかりである。

それぞれ出身大学は
北は北海道、南は九州、さらには海外からの留学生や院生を含め
なかなかバラエティに富んだメンバーだ。

彼らの中には
4月に金融で内定を取り、いったん就活を終えるも、思い直してメーカーへ方向転換した者、
地元での就職がほぼ決定したが、想いを実現すべく翻意した者、
埋もれた地元の特産品を、コンセプト立てして売り込んで来た者など
なかなか秘めた熱さを持っている。


学生たちの中には、一度も社員と接触していない人や
ツテがなくてOB・OG訪問が出来なかった人もいる。
そのせいもあって、こういった懇談の場を非常に心待ちにしていたようだ。


内々定を取得した今、次は具体的な職種を決めていくことになる。


今年は特に人事を志望する人が多い。
人事=採用というイメージばかりが先行しているようだ。

当然のことだが、"採用"とは人事という仕事の一部分であって
福利厚生の管理や任用、教育、さらにはお世話役的な業務もあり、
直接採用業務に携わらないことも多い。


ぜひとも将来のキャリア形成を熟考してほしいものである。


人気のある職種は当然、椅子の奪い合いとなる。

来年春にやりたい職種に就くための戦いは、既に始まっている。


夢実現に向け、がんばろう。
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by tatsuostyle | 2007-06-20 23:46 | ビジネス

北京への道

サッカーの北京五輪への道のり。

遂に最終予選の組合せが発表された。
サウジ、カタール、ベトナムと同組であるが、激戦を突破し、
ぜひとも本選に出場してほしいものである。



アテネ五輪と違い、今回の大会は時差も1時間しかないため、
日本で過去にないくらい盛り上がるのではないかと思う。

柔道や体操などはもとより、
人気の女子バレーやマラソン、そして実質最後の五輪参加となる
ソフトボールや野球。

これらの種目が、日本のゴールデンタイムで放映される。

会社帰りの人たちは飲み屋で、酒場で、スポーツバーで
パブリックビューイングで大いに声援をおくるのではないだろうか。






自社は現在、
五輪向けの件名商売を行っている一方、公式スポンサーも務めている。
先日、社内で北京五輪に向けた活動報告をまとめた資料を見る機会があった。

正直、ゾクゾクと鳥肌が立つほどの興奮がある。

今、自分が一番やりたいことはこれだ、
それをが再確認された瞬間である。


大会の開会式は2008年8月8日。

既に同じ部署で
来年五輪の仕事がらみで現場に行くことが確約している人が何人かいる。

果たして来年、私がその場に立てるかどうか、
今はまだわからない。


同じく08年の五輪開催地に立候補し、破れた日本・大阪。

その失われた機会、補って余りあるリターンを北京で取る。


フォロワーの風よ、来い
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by tatsuostyle | 2007-06-17 12:44 | ビジネス

世界を巡るマネー

この1週間は世界の金の流れが一変した週であった。

これまで、今年の米国景気は減速して金利の利下げ間違いなし、と
各観測筋が予想していた。

しかしここ1ヶ月、
各種統計指標の発表で数値が軒なみ上方修正され、
結果的に市場関係者の多くに、米国経済成長の持続に自信を持たせる形となった。

また、金曜の日銀金融政策発表で
金利の据置が再確認されたことで、円安がじりじりと進行。

昨夜、米国市場がオープンするや、
外為市場で円キャリートレードが一気に加速。

円は123円台後半、
ユーロは165円に突入
ポンドも244円を突破。


月曜日時点で、
ポンド/円のポジションを持っていたが
1週間で238円後半から5円近く円安が進行した。

週末に入る前、利食いして全ポジションを解消した。
この余りの円下落ぶり、限界まで膨張した風船のようである。

米国の"サブプライムローン問題"は、2月の暴落時に
初めて日本で報道された言葉である。

米国の住宅問題については
根本的な課題は解決されていないはず。

何かのきっかけ一つで2月末の世界同時株安、円高を上回る暴落が引き起こされる。
その時がいよいよ近づいていると感じるのは私だけだろうか。
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by tatsuostyle | 2007-06-16 08:23 | 軽めの話題

採用活動を終えて

半年間にわたる新卒採用の活動が終わった。


今年は超売り手市場と言われているが、数値で今一度レビューしたい。

08年度の新卒に対する求人倍率は2.13倍。
07年度は1.89倍であったが、倍率が2倍を超えるのはバブル期以降、
16年ぶりのことである。

民間企業に就職を希望している学生の数は43万人。
それに対して企業の求人数は93万人。
バブル期ピークの91年でさえも、84万人の求人であったから
如何に今年が突出して企業の採用意欲が高かったかよく伺える。

少子化で、今や大学は全入時代になったが
大学の新卒学生も会社にこだわらなければ、100%就職できるということだ。
ここまで企業が採用に意欲を見せるのは、業績が回復したのもあるが、
やはり団塊世代の大量退職が大きい。

これから毎年30万人近く、労働市場では人手不足になるから
企業は外国人留学生の採用にもより一層力を入れるだろう。



大規模セミナーを実施した12月から、今日まで沢山のドラマがあった。

出身事業部や職種が異なる社員でタスクフォースを組んで
採用活動に取り組んできたが、今一度チームメンバーの皆さんに感謝感謝。


1ヶ月のスウェーデン出張が終わるや否や、怒涛の採用選考に突入し、
面接で一緒にタッグを組んだTさん。2次選考お疲れ様でした。

いつも目にクマを作っているほど業務が激務である経理Oさん。
今月の職種紹介セミナーで、ぜひ熱いトークで経理志望の人を沢山増やして下さい。

吉本の漫才師を彷彿させるデバイス営業のKさん。
あなたのトークに魅せられた学生を何人も知っています。

ほとんど打ち合わせにこれないほど多忙だった若手イケメンH君。
クールキャラかと思いきゃ熱い仕事トーク炸裂でイメージが覆りました。

そして我がチームのMVPであるGさん。
全国を出張で飛び回っているにも関わらず、時間を捻出しての
キメ細やかな学生フォローアップの数々、本当に助かりました。

通常に仕事をしていたら
恐らく一生、接点がなかったであろう。

このメンバーで活動ができてよかった。


また、今回沢山の学生たち。と接することで、
私自身改めて仕事とは何か、今一度見つめ直し、多くの再発見があった。


「貴方にとって仕事とは?」

沢山の学生から投げかけられたこの質問。
私こう考えます。


仕事とは、自己実現の手段であると同時に
自分のスキル・能力を、社会に"還元"することである、と。

広い世の中にはきっと自分の持っている能力を必要としている"場"と"機会"があり、
自分のスキルを通じて、社会とつながり、そして何かを変えていく。
それが自分がこの時代に生きた証でもあるし、ひいては成長の原動力となる。


仕事とは、そういうものではないだろうか。
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by tatsuostyle | 2007-06-15 23:59 | ビジネス