中華ビジネスをより面白く、ニッポンをより熱く。家電メーカー営業マンが取り組む香港ビジネス奮闘記です。


by tatsuostyle
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サヨナラ

ここのところ、
かつての上司と、仕事上で衝突することが非常に多い。

私は彼より数倍、実務で動いているので
評論家のように批判されることに、私も反発する。

説教は長く、時には1時間を近くにわたることもある。
そして、それは今の私のやり方の否定がメインだ。

もし、自分自身、
仕事をさぼっていたり、手を抜いたり、やましいことをしているのなら
苦言を甘んじて受けよう。

しかし
誰よりも、現場に近づき、
スピードを持って対応する、という私の仕事スタイルは・・・

どうやら彼から見ると
ねずみがチョロチョロ動いてなんになる、
図に乗るな、お前に何ができる、ということらしい。



そんな日々に耐え
そして、今日。

私のモチベーションが
遂に一気に萎える出来事が起きた。

こんなにも怒りで
目の前の机を、拳で破壊したいと思ったことはない。




しかし・・・
私は立ち止まるわけにはいかない。


そんなオヤジに、有無を言わせぬほどの
実力が、実績が、まだ足りなかったのだから。





憤りよ
憎しみよ
悔しさよ


一つ一つ、
血となり、骨となってくれ。


今年、残り1ヶ月。

今から
私は、さらなる高みへ向け、変わっていく。



さらば
今日までの私よ。
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by tatsuostyle | 2006-11-30 23:39 | ビジネス

杭州の試練2

中国で黄酒(ファンジョウ)は、いろいろなブランドがあるが
紹興酒が代表的なブランドで、日本でも飲んだことがある人が多いだろう。
アルコール度数は約16度くらい。

きつ過ぎないところがミソだ。



中国の酒席では乾杯をよくする。

全体の乾杯を終えた後、
しばらく歓談と食事が進み、頃合で口火がきって落とされる。

大抵、一人の男が誰かに乾杯をする。
乾杯する口実は何だっていい。事業、健康、この場の出会い・・・

日本のおちょこより、やや大きめのグラスに黄酒がなみなみと注がれ、
それを互いに一気に飲み干す。

間髪いれず、乾杯してきた男の隣の人が
「私からも乾杯させてください」となる。
乾杯は皆で一緒ではなく、あくまでサシで一人ずつ、というのがポイントだ。

それを繰り返し、気が付くと円卓のメンバーを一周することになる。
さらには隣の円卓から続々と刺客が現われ、まさに息つぐ暇をあたえない。
大抵、初めてこの洗礼を受けた日本人は、このあたりで一回吐く。

グフッ オウェェェッ----!!




ところで
一般的に香港人はあまり酒を飲まない。
女性ならばなおさらだ。

よく、日本のドラマでOLが居酒屋でやけ酒をあおっているのを
見て彼らはとても不思議がる。

なぜそんなに日本の女性は自暴自棄になって酒を飲むのか、と。



食事がある程度、一巡し
中国人スタッフが香港女性をターゲットに乾杯を仕掛けた。
断り続ける彼女らに、なおも勧める男たち。
嫌な構図だ。。。


くしくも、
先月、同じ香港メンバーの一人が杭州の酒席で
ビール、黄酒、ワインのトリプルプレーで泥酔し、勢いあまって
吐く、ということがあった。
(なぜか別卓の私が、怒られたが・・・)


香港では一滴も酒を飲まないというコが
涙ぐましい努力で、乾杯に応える。
一杯、また一杯。

嗚呼。頑張れ。




その後、女性軍の奮闘で半ダースを全て空け、宴席は終焉を迎えた。

帰り、宿泊先に向かう車の中で
彼女は酒臭~い息で、私に言った。


二度と彼らとの夕食会を組まないでっ!!



ああ
また俺が悪者扱いかい・・・
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by tatsuostyle | 2006-11-27 23:46 | 軽めの話題

杭州の試練

先月に引き続き二ヶ月連続で中国・杭州へ出張した。

空港にて搭乗前、アナウンスがあり

現地空港が濃霧のため、着陸できない場合は
元の空港へ引き返す可能性があることをご了承ください、
と。

それは困る・・・
上空まで行ってだめだったら、近くに上海の浦東空港とかあるのに
わざわざ戻る意味がわからない・・・!

くっ
日頃の行いに賭けるしかあるまい、と
念じ、搭乗。


杭州上空は確かにものすごい濃霧であった。
しかし、機体はなんとか無事、着陸することができた。
ほっ
どうやら会議の仕切り直しをすることはなくなった。


現地の気温は10度少しほど。
マレーシアの30度近い温度から一気に20度ダウンで
冷気が体に心地よい。


その後、香港側からの顧客を空港でピックアップし、
軽い打合せを行った後、ホテルへチェックイン。


今夜の夕食懇談会は
いつもの呑兵衛日本人駐在員らは参加せず、香港のメンバー(女性3名)と
中国の現地スタッフ3名と私。


どうやら・・・
今夜は純粋に食事と会話を楽しめそうだ。


そう思う刹那、
向かいにいるローカル社員の、銀縁めがねが光ったような気がした。
ウェイトレスを呼びよせ、何やら耳打ちをしている。

よもや・・・


ウェイトレスの手から
円卓の上に荒々しく叩きつけられるフルボトル。

くっは
いきなり黄酒半ダース!?


隣を見ると
香港女性3人組の引きつった顔が。


さぁ宴の始まりだ。


つづく
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by tatsuostyle | 2006-11-26 22:39 | ビジネス

マレーシアの女傑

マレーシアへの出張では
日本から来た侍を見たが、一方で海外で活躍している日本人女性も
見受けられた。

彼女は、三児の母である一方
営業部長として、工場見学の案内や新規開拓を先頭きって行うなど
バイタリティー溢れる女性である。

流暢な英語、マレー語、そして中国語をも話すことができる敏腕な人だ。

聞けば、
私達と打合せした翌週に
新規チャネル開拓のため、パキスタンへ出張するという。

屈託のない笑顔で
かの地はイスラム国家なので、現地仕様にスカーフや服装に気をつけないと
何かあったら揉めるから準備が大変なんです、
と言う。

彼の部下で同行予定の若手日本人男性社員は、パキスタンへ出張と聞いて
既に引け腰であるのとは対象的だ。

無理もない。
外務省の海外安全情報によると
首都のイスラマバードは「十分に注意をしてください」レベルだが
州によっては退避勧告されている地域があり、
「渡航の是非を検討ください」という場所も多々ある。

彼の同僚は、その男性社員に
行くときは、何があってもいいように身辺整理は済ませておけよ、と
からかい半分で冷やかしている。
本人はかなり怖がっているのに・・・

彼女はその後もイラン出張が控えているという。
日本から見たら、大丈夫か、と言いたくなる国だが

彼女は一言

行った事がないから、行くのが楽しいじゃない。


その精神。フロンティアスピリッツ。肝っ玉・・・
敬服せざるをえない。

いくつになっても、失ってはいけないもの。



いつか、海外のどこかの第三国で
貴女とばったりと会う日を、楽しみにしています。


マレーシア編完
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by tatsuostyle | 2006-11-24 09:30 | ビジネス

マレーシアの侍たち

今回のマレーシア出張では、
現地で働いている多くの日本人と出会う機会があった。

彼らは
かつて日本企業に働いていた技術者で
設計や制御関連の仕事をしていたという。

定年前の50代、
ある者は請われ、ある者は新たな人生を求めて、
自らの腕一本を頼りに皆それぞれ海外へ飛び出した。

日焼けしたその顔と溢れる気力・・・

現地にすっかり溶け込んでいるのだろう。
アグレッシブなオーラと充実感が漲っているのがよくわかる。

ここ5年、日本国内の企業は
合理化と利益向上を求め
聖域なきリストラと合理化を続け、数多くの事業の集中と選択が進んだ。

その過程で多くの、事業は撤退、もしくは縮小の憂い目に遭い
ベテラン人材は切り捨てられた。

食事の席で
「俺たちは日本で仕事はないからな・・」と
言ったコメントが印象的であった。

しかし
海外に出れば、まだまだ最前線で働ける猛者ばかりだ。


近年、ハイテクやITの分野で
日系企業は韓国や中国、台湾企業の猛烈な攻勢を受けている。

そこには
日系企業を退職してアジアの会社へ移った日本人の存在がある。


海外への人材流出が止まらない。



その一端を垣間見た、出張であった。
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by tatsuostyle | 2006-11-23 23:47 | ビジネス

マレーシアの華僑たち

ペトロナスツインタワーの上層部にて打合せを行う。

私達を対応してくれたマレーシア系チャイニーズは
中国福建省の出身であったが、
英語、日本語、北京語、広東語、福建語、マレー語を使いこなす
マルチ人間で、香港顧客向けには広東語で説明をしてもらった。

日本では、小学校で英語を教えるかどうかで大騒ぎしているのに、
遥か遠くの次元だ。

これだけの言語を使っていて、中国系の間で
中国語力が落ちている、非常に嘆かわしいことだ、という
話はとんと聞いた事はない。

結局、
言語は水泳や自転車と一緒で、
どんどん使い込んで、習うより慣れろ、ということだろう。



彼の話で興味深い話がいくつかあった。

マレーシアは約2,300万人の人口で、構成比として
マレー系が60%、中国系が30%でインド系が8%、その他が2%になる。


その中で
中国系は基本的に国家を信用していないとのことだ。

例えばマレーシアで
1,000名の警察官募集があったら

内定者の民族別内訳は
マレー系が600名
インド系が300名
その他系が100名

となり、中国系はハナから応募しないそうだ。

国家が危機に陥ったとき、いつでも脱出できるようにするためだろう。
だから公務員は人気がない職種だそうだ。

また、マレーシアでは30%の華僑が
経済の60-70%のマネーを握っているが、インドネシアはもっと極端で
5%の華僑がインドネシア経済の80%を握っている。

そのため、インドネシアでは
中国系は嫉妬や妬みの対象になりがちで、
98年のインドネシア暴動では多くの華僑の住宅や商店が焼き討ちに遭い、
暴行やレイプが報告されている。

そのため、インドネシアの華僑は
決して現地の銀行ではなく、シンガポールの銀行に資産を預け
有事の際は、いつでも脱出できるようにしているという。

マレーシアでは
マレー人優遇政策が就職や大学入学、住宅購入等で
マレー人たちは恩恵をこうむっている為、
それほどややこしい問題は起きていないそうだ。


食い入るように話を聞き入る香港メンバー。

この危機意識の高さ、国家に頼らない、
頼れるのは己のみという精神・・・

華僑の本質なのかもしれない。


柔らかい話もあった。

日本ではかつて、
結婚相手の条件として3高というものがあった。(高学歴、高収入、高身長)
それがマレーシアでは5Cとなるとのこと。

Condominium (住宅)
Car (車)
Cash (現金)
Credit Card (クレジットカード)
Certification (学歴)

やはり
海外の女性の方がリクエストがより細かいようだ。。


その後、打合せを終えて
別のホテルへチェックインすべく、移動する。

下痢男は・・・
まだダウンしたままである。
仕方なく、ホテルまで抱えていく。

よもや、手配ミスが続いて
また相部屋になることはあるまいな・・

心配しつつ
ホテルの門をくぐる。

これは・・・
昨日の場所と天と地の差ではないか。
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そして・・・
ちゃんと部屋は予約されていた。

よかった。
今日は安眠できそうだ。


つづく
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by tatsuostyle | 2006-11-16 00:36 | ビジネス
1998年に完工したペトロナスツインタワーは
当時としては世界一高い452M、89階建のビルである。

アポをとった
相手先の某商社社員が、ロビーで私達を迎えてくれた。
マレーシア系チャイニーズであった。


館内に入るにあたって
パスポートを受付で預け、かつX線による手荷物検査とボディチェックを
受けた。
なかなか厳重な警備である。


このツインタワーには
"9.11"ならぬ"9.12"という事件が2001年に発生しているという。

なんでも、
米国同時多発テロが起きた翌日、ツインタワーに10個の爆弾を
仕掛けたという脅迫電話が入り、全職員を緊急退避させたが
爆弾は結局発見されなかったそうだ。

ただ、マレーシアのシンボル的な建築物ということもあり
昨今の事情を勘案し、以降警備を厳重にしていて
一般観光客のタワー内部への入館も、毎日人数制限が設けられていて
フリーで出入りできるというわけではないようだ。


ペトロナスツインタワーは"ペトロ"という名の通り、
国営の石油会社が所有しているビルである。

日本であまりなじみはないが、
ペトロナス社は
アジアで最も利益をあげている企業のTOP4の一角で、
そうそうたる企業である。

TOP4
・トヨタ自動車(自動車・日本)
・サムスン電子(エレクトロニクス・韓国)
・ペトロチャイナ(石油・中国)
・ペトロナス(石油・マレーシア)


エレベーターに乗り、中層部で再度、
高層部へのエレベーターに乗り換える。

気圧で鼓膜がこもる。


訪問企業の会議室に案内された。

これは・・・
なかなかの絶景である。


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つづく
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by tatsuostyle | 2006-11-14 00:50 | ビジネス

マレーシアの朝

朝一番、事業部の出張者からリタイヤの旨を伝えられる。

しばし呆然するも、今さらじたばたしても始まらない。
ここは一つ、自分が主体者となって動いていくしかあるまい。


窓を開けると、
早朝にも関わらず、日本の真夏を思わせる
蒸し暑い気温と全身をずしっと包む湿度がそこにはあった。

わずか5分ほどで、全身の毛穴が開き
汗が噴き出す。


さぁ
マレーの朝の始まりだ。


私は宿泊扱いではなかったが
床でダウンしている出張者の朝食クーポンを拝借し
朝飯をとりにいった。


アジアのホテルのビュッフェは
色とりどりのメニューがあって、食欲をそそられる。

香ばしいカレーの匂いに誘われ
朝イチであったが、カレーを大盛りでよそう。

心躍る気分でカレーを食べ始めて2口。
眼前のココナッツカレーが見る見る朱色に変わっていった。

うっ!?

鼻から熱い液が滴り落ちている。


鼻血だ。
それも大量の。

まさか、
相部屋のおっさんから赤痢菌でも感染したか!?


脂汗をぬぐいながら
昨晩を回想すると、確かに下痢男が触った浴室のドアノブ、
シンクのレバー、新聞、テレビリモコン・・・

それらの数々を、私も触っている。
そこから経口感染か・・・?

しかし、いくらなんでも
そんな即時に体調を崩すことは考えにくい。


それとも・・・
マレーシア入りした私に対して、肉体が警報を発しているのか?


いや・・・
今は何も考えまい。


昨夜の長時間にわたる移動と、
ホテル側の放置プレイで私の胃袋は空腹を通り越し、
既に悲鳴をあげている。


ここは
毒を食らわば皿までだ。


鼻にティッシュで栓をしつつ
あたかも飢えた餓狼のように、私は
肉を、フルーツを、デザートを貪る様に喰らった。



朝食後、体調の悪化もなく無事に(!)
空港のピックアップを経て、クアラルンプール中心部にある
ペトロナスツインタワーへ着いた。



バベルの塔のような、圧倒的な存在感。


さぁ
いよいよ乗り込むぞ。


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つづく
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by tatsuostyle | 2006-11-11 22:51 | ビジネス

マレーシアの夜2

泊まる部屋がない。
異国での由々しき事態。


とっさに、
3日前からチェックインしている事業部の出張者の顔が浮かんだ。

かくなる上は、彼の部屋に泊めてもらうしかない。


意を決して、私は荷物をひきずり、
エレベーターに乗って上層階にあるその部屋の前まで行った。

頼む
夜の街に出かけていないでくれ・・・!


ノックをするも
全く物音がしない。


くっ
この助平が
まだ帰ってきていないのか


心の中で思わず罵る。



仕方なく、きびすを返し
エレベーター乗り場へ向かって歩きはじめたとたん、背後のドアが開いた。

どうやら・・・
まだ天に見放されていないようだ。


彼は・・・
非常に不機嫌そうな顔で私を見て言った

どうした?


事情を話し、相部屋で泊まらせてほしい旨を御願いする。
渋々と、彼は私を部屋に入れてくれた。


部屋に入ってからも、彼の仏頂面は変わらなかった。
いや、むしろ顔色が悪い。


ただごとならぬ雰囲気を感じ、わけを聞くと
どうやら食あたりになったようで、腹痛で下痢が止まらないとのこと。


昼間食べた、屋台料理での豆腐が腐っていたらしい。
すっばい味がしたので、変だと思っていたらしいが、やはりあたったようだ。

彼は以前、ここマレーシアに6年間駐在していて、免疫が
出来ているはずなのだがどうやらその効力も
帰国したとたんになくなるようだ。


私は疲れきっていたので
さっさと寝床に入った。



翌朝
起きると、さらに彼の顔色が悪くなっている。


彼いわく、夜中に5回トイレに行き、かつシャワーまで浴びたそうだが
私は熟睡していたので、全く気がつかなかった。


もはや食あたりを通り越して、食中毒の模様である。


彼は、私に電話番号の書いてあるメモを渡し、言った。


すまん
俺は今日、動けそうにない。

だから、今日お客さんを空港でピックアップした後、この会社とアポとって
ペトロナスツインタワーで打合せをやっててくれ。


水先案内人の
突然なる戦線離脱。


初めて行く場所に
初めて会う相手先・・・


もはや
自分でなんとかするしかない



続く
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by tatsuostyle | 2006-11-10 10:18 | ビジネス

マレーシアの夜

出張でマレーシアに来た。

日本から、シンガポール経由でクアラルンプール入りしたので
トータルでおよそ8時間近くの、実に長い移動時間であった。

こういう時に限って、前の席に赤ん坊連れの家族がいて、
嫌な予感がしていたのだが・・・

予想通り、赤子は離陸時にも着陸時にも大泣きし、各々
30分近くも続いた。


ただでさえ、移動時間の長さでぐったりして
精神的にもイライラしているときに、赤ん坊のわめくことわめくこと・・・


両親もしれっとしていて、まるであやそうともしない。
これが最近の日本人夫婦像か?

まるで拷問のような、耳をつんざく音の騒音・・・
泣きたいのはこっちだって!


なんやかんやで
空港を出た時は既に夜の9時半。

空港でタクシーのチケットを購入し、待ち構えている
タクシーを拾って乗り込むやいなや、運転手がおもむろに


ホイピントウ?

と聞いてくる。


あれれ 広東語ではないですか。


マレーシアには華僑が多いとは聞いていたが
どうやらクアラルンプールの華僑は広東語をメインに使っているようで
耳を澄ますと車内でかけているラジオ放送も広東語であった。


私はホテルへの移動まで、運転手と雑談を交わし、
40分ほどで市内のホテルに着いた。


ホテルのロビーに着くとチェックインにイミグレ並の長い行列が。
Oh my god・・・


苛立つ心を抑えながら、行列に加わり
2千を数える頃、ようやく自分の順番になった。


パスポートを渡して、5分近くなるのに
なにやらもたついている。もう何でもいいから早くしてくれ・・・
心の中で懇願せざるを得ないほど、私は憔悴しきっていた。


やおら、
フロントのスタッフが、

「システムトラブルです。すみませんが、復旧まで横のカフェで
待機ください」、と
全く悪びれる様子もなく、私にクーポンを渡した。


怒鳴りたい気持ちを抑え、すごすごと席に座って
ぬる~い珈琲をすする。

40分ほど待って、システムの復旧が完了した後、
再びチェックインを行う。既に時計は23:40を指していた。

しばらくして、またもやフロントスタッフがもたつきはじめので、
私は思わず強い口調で

「今度は何だ!」

と問い詰めた。


そのインド系のフロントは、大げさに首を振り、手を広げながら言った。

Sorry sir, you don't have a reservation tonight.
It booked on 27th, not today 7th.


ちゃんと頼んだはずなのに
ここまで来て手配ミスだと!?

And we don' t have another room tonight, sorry sir.

動揺する私に追い討ちをかけるフロントスタッフ。


嗚呼 今日は天中殺か




つづく
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by tatsuostyle | 2006-11-09 00:36 | ビジネス