中華ビジネスをより面白く、ニッポンをより熱く。家電メーカー営業マンが取り組む香港ビジネス奮闘記です。


by tatsuostyle
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イスタンブールで出会ったその青年は自虐的な笑いとともに、私に問いかけた。
「なぜ、トルコのEU加盟がかくも困難で反対されていると思う?」

私は
トルコの人口が7千万人とドイツに次いで多く、イスラム国家であるがゆえ、
EU参加はキリスト教圏にプレッシャーを与えるのではないかと、答えた。

「それは違うね。そんなのは表面的な理由にしか過ぎない」
彼は即答した。

「キプロスだとかリトアニアとか、ほとんどどうでもいいような小国がEU加盟できている。
トルコが加盟できない理由は一つ。ヨーロッパの大国がトルコ労働力を恐れて
いるのさ。」

先にフランスとオランダでEU憲法について国民投票の結果、否決されたばかりだ。
原因はいろいろ取りざたにされているが、要するに自由化によって、
安価な労働力が流れてくるため、自身の職を失うこと、それを大国は恐れているのだ。
ヨーロッパが一つになること、それは理想なのだが、それによって生活や仕事が
脅かされては崇高な大義はもろく吹き飛ぶのだ。それを彼は如実に語っていた。

ニュースを聞くと、トルコのEU加盟の可能性は最短でも2014年以降とのことだ。
ドッグイヤーの時代に、なんと先のことなのだろう。

彼とティータイムを挟んだ激論の後、夕食も一緒にすることとなった。
そこでも、ひとしきり文化論について語り合った。
夕食後、彼に
「この近くに、知り合いの店があるのでそこに行こう」と誘われた。
酒も入っていたので、何も考えず、上機嫌でついていった。

そして案内されたのは
土産物屋らしく、沢山のキリム絨毯が置かれてある店であった。
少し怪しげな路地裏にある店の2階に連れて行かれたのだが、
なぜか日本語の流暢な店員まで出てくる。

うぅ。
これはまさにぼったくりパターンでは・・・?!はめたな!
なぜだ!昼の熱いトークはなんだったのだ、と
思いながらも、営業で鍛えた、うわべだけのトークをして相手と場つなぎする私。
くく。

出されたチャイを遠慮して飲まないでいると、トルコ店員に
「どうしたの?なぜ飲まないの?睡眠薬は入っていないよ」と
言われ、思わず動揺する。

くっ・・・!コイツ俺の動きを読んでるなっ・・・!

そう、トルコは凶悪な犯罪はあまりないのだが、観光客を狙った睡眠薬強盗が
近年多発しているのだ。大体今日合ったばかりの人間に店まで連れて行かれたら
警戒するだろ!普通。

そのあとのことはよく覚えていない。が、まさに
結論の出ない話をする三流政治家のごとく、私はお茶を濁しながらも
相手が売りつけようとするのを巧みにかわし、ホテルになんとか戻ることが出来た。

そして
その後も一緒にイスタンブールを廻ろうと言われたが、やんわりと断ったのは
言うまでもない。

絨毯屋にさえ、案内しなかったら・・・
よい友達になれると思ったのになぁ。残念。
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by tatsuostyle | 2005-08-23 00:19 | 軽めの話題

Trip in Istanbul4 ~親日家~

「トルコは世界の中でも、最も親日的な国である。」


これまで幾度なく、書籍等で幾度なくこのフレーズを目にした。
そして、今回イスタンブールを周遊して感じたこと。
それは事実である。

観光地では
流暢な日本語で話しかけながら近づいてくる自称ガイドなど、少しうさん
臭い連中がいるものの、総じてトルコ人は日本人に友好的である。

街を歩いていると、広場でたむろしていた若者に
「日本人ー?」
「今、盆休みなのー?」
と声をかけられたり、
観光地にいる警備員のおじさんに日本人かと聞かれたので、うなずくと
「Yokohama!」

と、?なリアクションが来たり、はたまたレストランで食事をする際にも、
大概のボーイは日本から来たの?と聞いてくる。

これまで旅をして、もジイさん、少年、おやじを含め老若男女問わず
こんなにも声をかけられたのは初めてである。


旅で出会った、忘れえぬトルコ人青年がいる。
トプカプ宮殿を見学中、英語で声をかけられたのだが、私が日本人と知ると
少し興奮気味になっていた。曰く、初めて日本人と会話したと。

彼は首都アンカラに住んでいて、夏休み中なので叔父を訪ねに
イスタンブールに来たとのことだ。

彼はかなりの日本通であった。

先のサッカーコンフェデ杯について、日本の戦果を詳しく解説し、
中村俊介と大黒はすごいぜ、でも小野はケガで出れなくて残念だった、など
かなりコアなことまで熱く語った。

また、彼はトルコが日本からどう見られているのか、しきりに気にしていて
いろいろな視点で聞いてきた。

私は、一個人の私見であるということで感じたことを言った。
トルコという国は日本人からイメージしにくく、具体的なイメージがわきにくい
ということ。
またイスラム国家であるが、近年テロが多発しており、物騒だなと感じること。
02年W杯で活躍したトルコ代表のイルハンは来日したからみんな知っているよ
ということ。
EU加盟への承認で苦戦しているということ。

私達は一つ一つことについて、意見交換をしあった。
そして・・・

次回に続く
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by tatsuostyle | 2005-08-21 19:51 | 軽めの話題
ベリーダンスは元々エジプトが発祥の地である。
踊りの特徴は、艶かしい腰の動きとセクシーな衣装にある。

厳格なイスラム社会では、肌の露出は好まれないこともあり、
現在は戒律が比較的ゆるく、宗教社会を意識させないトルコにトップレベルの
ダンサーが集結しているとのことだ。

そして今回、本場のベリーダンスショーを見ることにした。


果たして、
期待を裏切らない、素晴らしいパフォーマンスであった。
踊り子の腰、腹廻りがまるで独立した生命体のごとく、小刻みに躍動する。
音楽に合せ、ダンサーの身体と腰部が別々の動きをするのだ。

その腰使いは、まさに圧巻であった。
そしてご多分に漏れず、踊り子はナイスバディ揃いである。
3人の踊り子が順次パフォーマンスし、拍手喝采がとぶ。
隣のテーブルのおっさんもゲヘゲヘ顔だ。


ひとしきりのダンスショーが終わった後、今度は中年の女性ヴォーカルが
出てきた。彼女はレストラン全体を見渡し、今晩来場された顧客の母国の
有名曲を歌うという。

レストランには80名近いお客さんがいた。確かにいろいろな人種がいる。
果たしてどれだけの国から観光客が来ているのか。。。

唐突に
バンドが「さくらさくら」の演奏し始めた。
ヴォーカルは私を指名し、ステージに引きずり出した。一緒に歌おうと言う。

日本男児として、ここは大いにアピールせねばなるまい。
いつまでも国際社会で日本人はプレゼン下手で恥かしがり屋、という
ステレオタイプなイメージを持たれては困る。ここでやらない手はないのだ。
マイクを握り締め、2小節を歌い終えた後、今度は童謡「桃太郎」の演奏が。

なぜ!?

と思いつつ、熱唱する。

間髪入れず、バンドが新たな曲を演奏した。聞き覚えのない歌だ。
ヴォーカルは
「ブルガリアから来た貴方!」と絶叫し、テーブルの老夫婦に
マイクを突き出す。
さすがというか、ワインを飲んで適度に顔を赤らめたそのカップルは
ノリよくステージ上で歌いだし、振り付けまで加える。
やんやの拍手の後、今度はイタリア観光客に水を向けた。

当初、イタリア人客のテーブルは頑なにマイクパフォーマンスを拒んだが、
ひとしきりの押し問答の後、やおら、覚悟を決めたのか
スーパーマンのピチTを着たスキンヘッドのイタリア男が舞台に上がり
テノールばりのアカペラをあじめた。素人とは思えない、本格的なものだ。

あんた上手すぎだぜ!

大喝采のあと、今度はポルトガル娘が舞台へ。
歌いながら、フラメンコチックな踊りを披露する。
このノリの良さ。。。
皆、場を盛り上げるために自分の持ち芸を惜しみなく披露した。

会場がヒートアップし、バンドが新たな曲を演奏する中
ヴォーカルは
「アラブ諸国の皆さん!」と叫ぶ。

スカーフを頭にまとった、ムスリムの女性陣らはお互い恥かしそうに
見詰め合うだけで、ステージにあがろうとしない。
その間にも女性ヴォーカルは歌い、合いの手を求める。

遂に、アラブの男たちが立ち上がった。
酔拳のような、不思議な動きをしながら、一人、二人、三人と
男性陣がふらふらとステージ上の登って行く。
踊りに悦に入った男を見て、ムスリムの女性陣らも大量に
舞台に上がり、皆で盛り上がった。
踊る方も、見る方もボルテージは最高潮に達した。

その後、オーストラリア人、ギリシア人の歌や踊りも披露され、
最後にヴォーカルが日本語で「上を見て歩こう」を歌ってショーはフィナーレを
迎えた。全ての国の言葉で歌うその女性ヴォーカルもすごいが、
各国代表のパフォーマンス力も相当なものであった。

しかし、今回味わったかつてない一体感と高揚感。
歌と踊りは国境を、人種を、宗教を越えるものがある。

私は元々踊ることは好きだが、もっとうまくなりたいと思った。
そういうわけで、帰国後サルサを学び始めた。
次なる披露の場に備えて。

W杯ではないが、また各国の人たちと宴をしたいものである。
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by tatsuostyle | 2005-08-18 21:47 | 軽めの話題
中高年の人はトルコ風呂と聞いたらニヤリとするのかもしれない。
今はソープランドという名称になっているが、昔はトルコと呼ばれていたのだ。
私は小さい頃なぜトルコと呼ぶのか、解せなかった。
その後、本国トルコからのクレームでソープランドに改名したという話を聞いたものだ。


本場でローカル色たっぷりなトルコ風呂へ行った。
むろん、風俗ではない。
現地では「ハマム」と呼ばれ、日本でいうと銭湯にあたる健全なものである。

日本の銭湯と異なるのは、湯船がないことで
イメージでいうとサウナに近い。ただし、日本のサウナほど蒸し暑いものでは
なく、大理石の上で寝転がり、汗をかいてから洗い場で体を洗うというものだ。

訪れたハマムは地元民しか行かないようなところに位置してある。
入場料、あかすり、マッサージを含めた価格を店の親父と交渉したが
英語が通じずに困った。

が、なんとか意思疎通は出来るもので、最終的に、トルコ語で数字の10に
相当する「オン」リラで双方納得することが出来た。(1リラ=約80円)


服を脱ぎ、腰にタオル一枚の状態で早速ハマム内へ。
大理石上で寝そべり、30分かけてじっくりと汗をかいた後、先ほどの店の親父が
肥えた体にタオルのみ腰に巻き、入ってきた。

そう、トルコ風呂は男が男にあかすりをするのだ。

いよいよあかすりタイムが始まった。
スーパーマリオ似のその親父は壁際のベンチに私をグイ、と座らせ
問答無用とばかりに、お湯を浴びせ、それを号砲に
手に装着したあかすりグローブ(?)で石鹸を交えながら私の体を激しい勢いで
こすりはじめた。

首、背中、腰、腕、ふともも、足・・・
毛むくじゃらの腕が私の首根っこを押さえながら、荒々しく
私の肉体の各部位を磨き上げていく。

めったに見ない外国人観光客だから、気合が入っているのか、
それともこれが標準の力なのか、私には皆目つかないが、マリオは顔を
紅潮させながら、超本気でこすり、アカが次々と肉体から削りだされていく。
あまりのパワーに思わず呻き声が出そうだった。

密室で大の男が二人、向かい合いながらハァハァとする姿は
あまりいい絵ではない。

あかすりが一通りすんだ後、間髪つけずにマッサージに突入する。
マリオはグローブのような手で、りんごを握りつぶすかのごとく、
腕を、首を掴んでは揉んだ。まるで万力で締められるかのようだ。

くぅ
これがオスマントルコパワーか・・・!

ひとしきりのマッサージを終えた後、桶でお湯を何度も頭から
ぶっかけ続けられ、ひとしきりの水浴びが続いた。

突然、背中をぱぁんと叩かれ、
薄目で見上げると、マリオがニッと笑っている。
どうやら終わったようだ。

スポーツで一戦交えた後のごとく
その後、両者とも脱衣所で着替えながら、言葉は通じなかったが
ひとしきりの談笑を終え、私達は別れた。

その後にレストランで飲んだエフェスビールの旨かったこと・・・!

男による男磨き。
その後数日にわたり、肌は滑々状態を維持したものだ。

蒸し暑い日本に戻ったが、
無性にハマムに行きたくなるこの頃である。
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by tatsuostyle | 2005-08-18 09:07 | 軽めの話題

Trip in Istanbul

毎年、自身の年間行事にしている価値観をリセットする旅に出掛けた。
そして今日、無事に帰国した。

今回訪れたのは、次に来る市場と言われるTVTの一角、トルコと
5000年の歴史を持つエジプトだ。

トルコは今年既に何回か観光客を狙ったテロが起きており、
欧米人を含め、多数の死傷者を出している。そして、エジプトも行く直前に
シナイ半島にあるシャムルエルシェイクで大規模な爆破テロが起き、
90名近い犠牲者を出した。

こんな物騒な情勢の中、お前は行くのかと
多数の方に言われたが、決行することにした。

リスクを負わずに新たな体験は出来ないのだ。どこの国にも
カントリーリスクはある。
要はどこまで自分がそれを許容するかだ。

そして・・・
トルコ、エジプトのいずれも自身の想像を越えた世界があり、
数々の珍体験や出会いがあった。

まずはトルコからふりかえってみたい。

トルコは世界の中で最も親日的な国であると言われており、
人口7千万の国で、99%がイスラム教徒だ。
次のEU加盟を視野に入れたロビー活動も行っているなど
ホットな国だ。
また世界三大料理の一つとしても有名だ。(他はフランス、中国)

そこで出会った濃すぎる人たちとは。。

以下次回。
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by tatsuostyle | 2005-08-15 15:26 | 軽めの話題

韓国市場は

韓国家電市場について、現場の第一線で赴任している方から
レクチャーを受ける機会があった。

韓国は日本に最も近い国であるが、家電市場においては
ほとんどの日系メーカーは市場にて存在することが出来ないという、
まさに散々たる状態である。

むろん、サムソンやLGという2強が存在していて市場を寡占している
ことが大きいが、この2社はただ単に韓国市場にて強者でなく、
アジアや欧州、北米等のメジャーマーケットに留まらず、日本が
拾わないような国へもねちっこく攻めていることだ。
BRICSの一角、インドの家電市場ではLGが最も成功しているように
新興市場も含め、あらゆるエリアでこの2社は侵攻している。

最近ではアメリカでサムソンのブランド価値がソニーを上回るなど
韓国勢は日本勢を猛追し、そして部分的には負けている分野も出始めた。

プラズマテレビ、液晶テレビ、携帯電話、ミュージックプレイヤー等、
ありとあらゆる分野で日系企業とぶつかるわけだが、ここで韓国勢の強みの
一つにスピード感があげられよう。

一つ、上手い例えだなと思った話があった。

韓国企業はサッカーで言うと全員フォワード選手であると。
とにかく、全員がゴールに向かって貪欲に突き進み、目標が明快であるため
最短でゴールを目指すということだ。

それに対して日本はミッドフィルダー型で、きれいなパス回しはするが
なかなかゴールまでに辿り着かず、はてはゴール前でもたついたり、
バックパスをしたりと、意思決定・決断・フィニッシングのスピードが遅い、と。

既に家電分野ではAV商品でMP3プレーヤーで、日本を凌駕してきている。

今後、他の開発にも期待したい。

ともに市場を築くメーカーとして。
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by tatsuostyle | 2005-08-02 21:58 | ビジネス