中華ビジネスをより面白く、ニッポンをより熱く。家電メーカー営業マンが取り組む香港ビジネス奮闘記です。


by tatsuostyle
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<   2005年 07月 ( 11 )   > この月の画像一覧

ロシア市場は

今日、ロシアより帰任した営業マンと打合せをする機会があった。

その方はモスクワに駐在し、ウクライナ市場も担当していた。
現代の日本にとってロシアは、あまりにも縁が遠い国である。
その証拠に、本屋の旅行コーナーに行っても、ロシアのガイドブックが
まず見付からない。相当にマイナーな扱いである。

現在、BRICSの一角を占めるロシアは、そもそも
数年前に国家がデフォルト状態の危機にあったが、最近は経済がリカバリー
しており、新興所得層の台頭で家電市場も潤ってきている。
商売相手もほとんどが20代~30代のやり手の若者ばかりだ。

社会特徴として、老人と若年層の二極分化が激しいということだ。
貧しい老人層に対して、若い世代は裕福という、丁度、日本と逆の構図である。
日本は毎年税金が増加の一途を辿るが、一番金を必要とする30~40代の
家計に余裕がなく、リタイア世代が年金を享受できる構図となっている。
日本はどこかの地点で、世代層の深刻な衝突が起きるのかもしれない。

ところで
今、経済力で日本はロシアを遥かに凌駕している。
しかし、百年前、日本はロシアと国家の存亡をかけた戦争をしていた。
そう、日露戦争である。

1905年にこの戦争は日本海海戦で最終決着がついた。
歴史に「たら・れば」は禁止とよくいう。

しかし、あの崖っぷちでの勝利がなければ、今頃日本は社会主義国の
統治下にあったのかもしれない。そしてソビエト連邦が崩壊した後、
日本は最貧国にあえいでいたのかもしれない。

次の世紀、日露関係はどのようになっているのだろう。
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by tatsuostyle | 2005-07-27 23:37 | ビジネス

次のプロジェクトX

NHKのプロジェクトXに出演したことがある人と仕事で関わりあうよう
になった。その人はいわゆる開発のスペシャリスト、商品の産みの父
のような人である。

彼はあしかけ30年、その商品に従事し続け、そしてその結果、現在
日本家庭でも大いに普及してきた。
まさに筆舌しがたい苦渋と辛酸をなめ続け、執念によって商品開発化に
こぎついたという、汗と涙の歴史がある。

30年前といえばまだ、私は生まれておらず、まさに隔世の感がある。
しかし、数奇な巡り合いで、私が今、その商品の導入立上げを担当している。

そう、いよいよ海外展開として香港で発売することとなるのだ。

いつの時も、自分で新しいページを描くことは希望に満ちているが、
今回は周囲からの過剰な期待と重圧が、最初からある。

それらのプレシッシャーをはねのけ新しい歴史を作っていきたい。
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by tatsuostyle | 2005-07-26 23:35 | ビジネス

インド市場は

朝、半分寝起きでTVを付けるとインド特集のようなものを
やっていて、インドの今を紹介していた。

寝ぼけながら聞いていると、評論家らしき人が

「いやーこれからは中国ではなく、インドが熱いですよ!」

「なんたって世界最大人口の民主国家ですから!」

「とにかく市場が中国に比べて透明で安心できますよ!」


彼の無邪気な、天真爛漫すぎるコメントは私の眠気を吹き飛ばす
のに充分であった。

一体、こいつはしたり顔で何を言っているんだろう。

民主主義たって、未だカースト制度はあるし、ひどい差別だってある。
今まで複雑な商習慣ルールがあって
日系企業で成功しているところなんて片手で数えるくらいしかなく、
家電メーカーは死屍累々のありさまだ。
大体そんなにすばらしかったら、とっくに開花して、
何も今頃BRICSなんて言葉にインドは入らないだろう。。。

日本のメーカーで成功しているのは確か自動車メーカーの
スズキだと聞いた。その先駆者が言うならまだしも
素人に毛の生えたコメンテーターが得意面して言うのはどうなんだろう。。

これからこういう輩がふえていくんだろうなぁ
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by tatsuostyle | 2005-07-24 23:28 | ビジネス

ビジネスプラン3

ビジネスプランがうまくまとまらないまま、最終締切デッドラインを迎えている。

今回、同じく受講されている技術畑の方の多くはすぐにでも事業化できる
プランを持っており、特許も抑えにかかっているなど、相当に具体的である。

彼らは自らがやっている実務を水平展開させているので、話にリアリティがあり、
プレゼンの中身も臨場感がある。金さえ出資してもらえたら、すぐにアクションに
落とし込めるところが強い。

今回の一連の活動を通じて
自分のレベルの低さがよくわかった。考えの甘さ加減も痛感した。

だが、出資者を納得させるためのポイントはよくわかった。

また、書き直そう。

成功する日を早くたぐりよせるためにも。

負けてなるか。
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by tatsuostyle | 2005-07-22 00:24 | ビジネス

香港を封鎖せよ

今年の12月中旬に香港にてWTO(世界貿易機構)総会が行われる。
会場は香港島ワンチャイにあるワールドコンベンションホールだ。

開催期間にて世界各国より政府高官、事務方、報道陣を含め3日間で
約2万1千人の関係者が香港へ訪問する見込みである。

先日、ロンドンで同時爆破テロが起きたように、開催側として最も神経を
すり減らしているのが警備セキュリティだ。
特に最近のWTO総会の開催国では、どこもグローバル化の反対を唱える
デモ団体が警備隊と激しい武力衝突を起こしており、加えて昨今の情勢から、
テロリストが一般客に混じって入国する可能性もある。
安全上、予断を許さない状態だ。

会場もビクトリアハーバーに突き出すような形の人工埋立地であるため、
陸海空からのテロ攻撃への対応が必要となってくる。
まさに映画さながらだ。

既に今からワンチャイ近辺のフェリー便、交通便の封鎖が予定されており、
当日は会場近辺では戒厳令さながらの、ものものしい警備が想定される。

まだ5ヶ月先であるが、ホテル側からこの期間は既に空室はなく、
予約は実質不可能と言われた。 

12月中旬の香港出張や旅行は控えた方がよいだろう。


香港の万全な準備と無事な開催を期待したい。
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by tatsuostyle | 2005-07-17 22:56 | ビジネス

Business Trip in Guangzhou2

今回は白物家電の製造を手掛ける3工場を訪問した。

中国での生産というと
一列の製造ラインにワーカーをびっしりと並べる
人海戦術的なものがまず目に浮かぶ。
日本に比べて人件費が安いからだ。

それに対抗し、日本はセル型生産方式の拡大を急いでいる。
セル生産とは簡単にいうと、一人で複数工程の加工を担当し
一つの商品のフィニッシングまでを担当する。

単純な流れ作業よりも作業者のアウトプットが明確となるため、
モチベーションも高まりやすい。日系ではプリンターやコピー機で
成功しているメーカーが出てきている。

よく言われるように今後の日本のものづくりは
セル生産&高付加価値商品での差別化が生き残り策と言われている。

今回見学した
中国の工場の人事制度は信賞必罰の徹底がなされており、
優秀者は顔写真入りで、掲示板で告知され、賃金がアップするのと同様に
成績の悪い者も掲示される。それが続くようであれば解雇だ。
グレーな部分はここにはない。

日本の工場であれば、この道20~30年のベテランがプロ職人のような
形でいて、その人が匠の技を伝承していくのだが、
たまにタチの悪い、ただ歴が長いだけの人がいたりして、周囲の士気に直接
影響を与えることがある。

ここでは18~20歳の若い女性らが一心不乱に作業をしている。
中国でのものづくりの可能性を感じる一瞬だ。

そのセル生産方式を中国も徐々に導入し始めている。
生産性が劇的にあがっている工場も出た。
今後日本の脅威になってくるだろう。


ここで作られたものが、数週間を経て
世界各地に輸出され、ユーザーが流通で買って自宅に持ち帰り、
各家庭で使用される。

製造工程での不注意でひっかけた微小な傷がうっかりミスの商品が
海外にゆき、ゆくゆくは現地で品質問題を起こし、やがてクレームとなり、
元の工場にシップバックされる。

その一連の流れが、今はどんどん短くなってきている。
そう、世界は狭いのだ。

貴方が数ヶ月以内に購入を検討している家電商品は、
今頃世界の誰かが、どこかの工場で作っている。


一つの連鎖のように、私たちはつながっている。

何か小宇宙的なものを感じた工場視察であった。
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by tatsuostyle | 2005-07-16 22:56 | ビジネス

Business Trip in Guangzhou

出張で広州の工場を訪れた。

移動手段は鉄道ではなく、今回は九龍の中港城からフェリーに乗って
南沙へ向かった。

到着した南沙ターミナルのきれいなこと。
まるで空港のような造りで、かつイミグレの通過もスムーズそのものであった。


実は広州にはあまりいいイメージがなかった。

3年前、鉄道で香港から深センへ向かった際、羅湖のイミグレはまさしく
カオス状態であり、壮絶な肉弾戦が繰り広げられていたものだ。

まず、まともに並ぶ人がいない。

各窓口まで、一応列らしきものが形成されるが、後ろから次ぎ次ぎと
おっさんやババァが横入りし、抜かしていくのだ。
当然、それをブロックする者と、乗り越えようとする者との間で
壮絶なバトルが繰り広げれる。

あちこちで
「おりゃー」「うぉぉ」「ぎゃあ」などと、
ひっきりなしに怒号と罵声、悲鳴が飛び交う。

ここで屈してはいけないので、私も隣の外国人らと即席のチームを組んで
強固なディフェンスラインを築き、水をも漏らさぬ鉄壁の守備を維持した。

1時間半かかってイミグレを抜けた際、彼らとガッチリ握手してイミグレを
バックに記念撮影をしたのは言うまでもない。

もっとも、今の深センイミグレはそんなことはないだろうと思うが。。。

話を元に戻し、
広州の工場はなにかと興味深いことが多かった。

中国の生産現場とは。。。?
日本のものづくりは果たして今後中国に勝てるのか。。。?
反日デモの影響は。。。!


次回へつづく。
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by tatsuostyle | 2005-07-16 00:50 | ビジネス

香港エアコン事情

温暖化防止が叫ばれる中、日本では
事務所の室温28度設定が徹底されつつある。
おかげで毎朝出勤しても、30分近く汗がひかず、暑苦しくて不快極まりない。。。

ところで
東南アジアでは室内の冷房が非常に効いている事で有名だ。
(効きすぎているが)
では、世界で一番室内冷房の平均設定温度が低い国はどこか。

香港である。

香港の大学の調査によると平均17.6度だそうだ。

だからどんなに蒸し暑い日に街中を歩いてから事務所に飛び込めば
すぐに汗が引く。よって夏でもオフィスでスーツを着ている男性が多い。
Co2削減など何するものぞ、だ。

そして冬も冷房全開だ。付けっぱなしにした方が空気を循環できる、
という誤った認識もあるようだ。

しかしながら私は暑がりなので、寒い方が大歓迎である。


環境配慮の論議すらも吹き飛ばす、世界最強の「涼」。
一度体感あれ。
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by tatsuostyle | 2005-07-12 23:14 | 軽めの話題

ビジネスプラン2

ある研修で、ビジネスプランの策定をしている。

毎回、受講した後に 現行のたたき案へ改良を加え、
中身を濃くしていくのだが、毎回ボロボロに突っ込みを喰らっている。

今、取り上げているテーマは海外進出支援サービスについてだが、
特に同業他社との差別化と儲けの構造を徹底的に突かれている。

試しに、
グーグルで海外進出支援で検索すると32万件近くのヒットが出てくる。
それだけ、この事業について需要はあるわけだ。

幸い、今回はメンバー4名でチームを組んでおり、ブレーンストーミングの際も
全く異なる意見が出てきて、大いなる刺激を受ける。一人でやっていたら
とっくに投げ出しているところだった。

新規事業では、圧倒的なコアコンピタンスを構築せねば、早晩、大手の
餌食になるだけ。

ごっつい収益の柱になるのは。。。

頭を使え、もっと考えるんだ。

今夜も悩ましい夜は続く。
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by tatsuostyle | 2005-07-11 01:24 | ビジネス

戦い終えて日が暮れて

昨日、取り組んでいたプロジェクトの最終報告を遂に終えた。

実務を抱えながら、最終週は追い込みで毎日遅くまで原稿を
したためなおし、力作に仕上げることができた。

チームメンバーと分担して中国や台湾、モンゴルなど、各位が
現地で調査活動を行い、充分なアウトプットを出すことができた。


改めて感じたのは、事前にアウトプットイメージを徹底的にメンバー間で
何度も、しつこく、繰り返し確認することの重要性だ。

人間は聞いたことはすぐに忘れる。DNAまでに落とし込むには
同じ事を何度も互いに言い聞かせ、細胞分子レベルまでにイメージを
浸透させる必要がある。

今回は今まで仕事をしていて、最も早く骨格が固まり、最終細部の
肉付け作業に充分な時間を割くことができた。

メンバーのみんなには本当に感謝しています。


大きな自信を得て、次なるハードルへ、明日も立ち向かう。
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by tatsuostyle | 2005-07-05 00:24 | ビジネス