中華ビジネスをより面白く、ニッポンをより熱く。家電メーカー営業マンが取り組む香港ビジネス奮闘記です。


by tatsuostyle
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

<   2005年 04月 ( 13 )   > この月の画像一覧

中国人が驚く工場の標語

製造業の方、とりわけ電機・電子メーカーに勤めている方は
どこかで、聞いたことがあるジョークかもしれない。

日本の工場では
「油断一秒・怪我一生」
という標語が貼られていることがある。
文字通り、生産の過程でのうっかりミスで指の切断や肉が挟まれる事故が
あるからだ。

ある日、中国からの工場研修生がこの標語を見て驚愕した。
「日本では、少しのミスも許されない程、従業員に対して責任の追及をする
のか」と。

なんのことはない、それは中国人の勘違いである。
「油断一秒・怪我一生」は中国語で直訳すると
「1秒でも油を切らしたら、一生私のせいである」という意味だ。
中国語と日本語では実際に意味がかなり異なる、または正反対の
名詞は多い。
「勉強」はその典型だろう。中国では「無理をする」という意味で
日本語の意味に対して比喩的すらある。

そういうわけで、日本人がコトバが通じないからと、筆談をすると思わぬ
トンチンカンな解釈をお互いすることがあるのだ。

ところで
日本人は漢字を使うので、中国語学習では他アジアや欧米人と比べて
はるかにアドバンテージがある。また、日本語でいう助詞、「てはをに」に
相当するものが中国語にはほとんどないので、動詞と名詞を少し覚えれば
かなり話せるようになる。(相手にとって意味が通じる)

実際、40代を過ぎてから勉強して話せるようになった人が廻り多々いる。
水泳と一緒で、やる気と根気の問題なのだ。

反日情報で「だから中国はいやなんだ」と条件反射的に思う前に
カタコト覚えて、旅に出て実際に話してみましょう。
確実に価値観変わります。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-04-26 01:15 | 軽めの話題

中国出張を終えて

情勢が微妙な中、一連の中国出張を終えて、日本に帰国した。

結論から言うと、当初懸念されたほどの治安の悪化はなく、
上海でも、杭州でも普通に日本料理店は営業をしている。(当たり前か)
移動のタクシーの中、鉄道の中で日本語を話していたが、鋭い目線や
敵意に満ちた殺気等もむろんなかった。

一方、
日本で情報の少なかった杭州については、1万人規模のデモが起こり、
4軒の日本料理店が攻撃され、10台ほどの日本車が被害を受けた。
近辺の学生も多く参加しており、逮捕者も出ている。

ただ、事前に日本の報道を見ていると、あの上海でのデモは、あたかも
参加者全員が過激で統制の利かない無法者集団で、かつ中国人全体が反日
感情を持っているかのように思えた。拍子抜けするほど、実際は違っていた。

私見だが、日本の報道は一番センセーショナルな面を繰り返し放送しすぎて
いると感じる。

今の日本の報道では、中国は国内で暴発寸前の不満を反日カードを使って
国民のガス抜きに利用している、という意見が大勢を占めている。

一方、中国や香港のメディア報道を見ると、人気低落著しい小泉首相が
靖国参拝や東シナ海での油田開発を強行することで、国民や政権内の支持を
得ようとしている、と分析している。

立場が異なると見えてくるもの、そして伝わってくるものが違うのだ。
その時の事情によってメディアは伝えるもの、伝えないものがある。
TVや新聞の情報は鵜呑みにしないほうがいい。

中国に行ったことが無い人は嫌中感情を持つ前に、一度旅行なりで
行って見たほうがいい。何が真実なのか、実際に自分が見たもの以外は
あまり信用しないほうがいい。

多面的な立場で物事を見るクセをつけること、
そう強く痛感した出張であった。

ちなみに
反日デモは中国語で「反日遊行」または「反日示威遊行」という。
「遊びに行く」、とはこれいかに。。。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-04-24 23:59 | ビジネス

中国出張の巻

明日から中国出張だ。
今回は上海→杭州→香港という順に移動する。
3都市とも先週末に反日デモが起きているのがミソだ。

ただ、先週末のデモを受けて、特に社内的には出張禁止令等は
出ていない。「各位言動に充分に用心するように」、というレベルの
通達で比較的、冷静である。
しっかりと自分の身は自分で守らねば。

1年前も同じ時期に出張したが、その際は杭州→上海というルートであった。
移動は鉄道で約2時間半かかったのだが、道中でジロジロ見られて非常に
落ち着かなかった。ズダ袋を引っ張って乗車している客もいる中で、
キャリーケース+スーツ姿はやはり浮く。乗客に出稼ぎ労働者が
多いのだ。

金目のモノを持っているか、値踏みをしているのかもしれない。
目で犯される、とでも言うのか、実に体がぞわぞわとする目線を感じた。
若い女性が、オヤジに体を舐めまわすように見られる、
あの不快感がよくわかった気がする。
むろん、何もされなかったが、外国で一人での移動はアンテナが研ぎ
澄まされるので、平和ボケしないためにも、たまにはこういう刺激が
必要である。

今回も鉄道で移動する。
再び目で舐め回されないよう、少し崩した格好で行く予定だ。

思わぬ珍道中に終わらぬよう、しかと商談でも成果を出していきたい。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-04-20 00:55 | ビジネス
台湾にいる現地の友人達に一連の反日デモの意見を聞いた。

「ひどいね、大陸は。あそこは地方からの流れ者が多いから何をしでかすか
わからん連中も多いからな」と、冷やかな意見が多い。

しかし一方で、
「日本はなんで侵略の歴史を認めないのかな。侵略をしたことは事実なのに
今さら教科書を改ざんするのは、よくないよ」
という意見もあった。

私は、そもそもその改ざんしたと騒がれている教科書を見ていないので
コメントのしようがないのだが、何人の民間人や中国人が本当に読んだのやら。

ところで、

反日デモばかり騒がれているのだが
今月末に台湾の国民党の主席、連戦が中国に訪問し、共産党のトップ幹部と
面会することが予定されている。

国民党はもともと、共産党との戦いに敗れて、中国から台湾に逃げ、敗戦した
日本に代わって台湾を支配をしていたのだが、80年代まで、一貫して
いずれ中国を取り戻す(攻める)と宣言していた。むろん、実現していないが。

60年と少し前まで、日本と戦う以上に中国内部はまっぷたつに分かれ、
毛沢東率いる共産党と蒋介石率いる国民党が争っていた。はっきりいって
当時は日本に劣らない位、お互い憎しみあう仇敵同士でもあった。

その2つの党が、数奇な運命を経て、終戦60周年の今、平和的に会談を
しようとしている。

あくまで、中国とは相容れないと主張する、本土台湾人から支持されている
与党の民進党。
そして、かつては国が2分されるほど、激しく共産党と衝突した国民党が
今、中国に歩み寄ろうとしている。

日経新聞ではベタ記事扱いだったが、今、台湾は間違いなく歴史の曲がり角を
迎えている。

今月はいつも以上に国際情勢をウォッチしていかねばならないだろう。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-04-19 01:18 | ビジネス

反日デモ 香港は

夜にEZテレビで昨日の反日デモのドキュメンタリーをやっていたが、
かなり迫力があった。

日本車に乗っていた中国人女性が「やめて!私は中国人よ!」と叫ぶのも
むなしく、群集に取り囲まれ、車をボコボコにされていた。
また、日本料理店の内部から外部を撮影している傍らから、大きな石が次々と
投げ込まれ、入り口が破壊されるシーンは圧巻である。白昼堂々、ここまで
やるものなのか。。

あまり日本では報道されていないが、今日の香港のデモは1万2千人が参加
して行われた。日系企業の看板がある通りを歩くも、破壊行為に及ぶことは
なかった。香港政府前で小泉総理の人形が燃やされたが、あとは三々五々、
解散している。本当に何事も無くてよかった。

ただ、5月4日の五四運動記念と祝してデモの呼びかけが依然として残っ
ている。予断を許さない状況だ。

今年は終戦60周年(中国では戦勝)であるが、
何かと気をつけねばならない日が多い。特に下記日程は現地で不用意な
行動を慎むべきであろう。

3月21日  上海占領
5月3日   済南占領
5月4日   五四運動
7月7日   盧溝橋事件
8月15日  戦勝記念日
9月18日  満州事変
12月10日 南京占領

今月22日にアジア・アフリカ会議があり、日中の両首脳が参加する。
何らかの形でトップ会談が行われるだろう。

落としどころはあるのか。
目が離せない日々は続く。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-04-18 00:18 | ビジネス

中国の情報を手に入れる

香港でも今日、反日デモが決行される。

香港島のコーズウェイベイにあるビクトリアパークに現地時間の午後3時に
集合し、3時半に出発してセントラルにある香港政府本部までの行進予定だ。

ここ数日の中国本土の盛り上がりを受け、5000~8000人程度の参加が
見込まれる。香港は国際都市であるが、無意味な蛮行は起きてほしくない
ものだ。

ここ数日のデモの実情だが、日本で放映される情報は実に限られたものである。
インターネットは実に便利だ。中国本土のみならず、香港、台湾それぞれに
ポータルサイトのYahooがあるので、詳しい情報が手に入る。
客観的に見るのならば台湾のサイトだろう。わりと中立的な情報が多い。
ちなみに日本の新聞では上海デモ参加者は数万人規模とあったが結局、
10万人規模に達していたとのことだ。

くしくも、来週に渦中の上海、そして杭州、香港へ出張することになっている。
ビジネスに支障をきたすわけにはいかない。
しかしながら、充分に用心していきたい。杭州もデモがおきているが、日本では
ほとんど情報がないに等しい。

後日、杭州の情報をお伝えしたいと思う。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-04-17 13:58 | ビジネス

反日デモが香港へ

中国での反日デモが香港にも飛び火している。

ずばり今週の4月17日(日)にビクトリア公園からセントラルまで
反日デモは決行されることとなった。
歴史教科書や安全保障常任理事国入りに関して、各民間団体が反日デモを
インターネット等で500人規模の参加を呼びかけている。間違っても
ケタ数が一つ増えないでほしいものだ。

ただ、本土の不買運動に対しては 全ての香港人が支持しているわけでは 
むろんなく、「悪いのは日本人の行動であって、日本製品に不満があるわけで
はない。だから私は日本製品は今後も購入する」といった、客観的な意見も
ある。

外国人も多い国際都市香港で、よもや投石事件や破壊活動が起きない事を
祈りたい。

これまで対岸の火事と思っていた出来事が香港でも実際に起きるー

世知辛い世相になったものだ。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-04-14 00:46 | ビジネス

反日デモの影響

北京に引き続き、広州など他の地域でも大規模なデモが行われた。

映像で、日本車が群集にボコボコに殴る、蹴るの暴行を受けるシーンがあった。
その車はなんとか人ごみから逃げ切ることが出来たが、中国人と思われるその
車の持ち主の心境やいかに・・・ 

また、上海では日本人留学生が殴られて負傷したとの記事があった。
非常に商売にとっては悪い流れになってきている。

どの日系企業にとっても、現在中国は最重要市場である。各社の05年度の
事業計画もかなり大きな数字となっているはずだ。日本製品の不買運動が
本格化すれば大打撃となる。

くしくも月末に中国出張が控えている。よもや道端で襲われることはないと
思うが、リスクはあることに間違いない。
用心せねば。

それにしても、今回の引き金は教科書問題といわれるが、最終的に
検定が通った内容は、どういうものなのか、日本人は全く知らないし、公開も
されていない。

論点の本質が見えないまま、いがみあっても意味がなかろう。
文部科学省はなんらコメントしていないし、なにやら当事者不在で
民間が騒いでいるようにしか見えない。

当事者よ、歴史学者よ、発言するのだ。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-04-10 23:45 | ビジネス
香港にて某ホテルの責任者クラスの方と食事をする機会があった。
仕事を通じて知り合ったのだが、ざっくばらんにサシで昼食をとりながら、
興味深い、数多くのエピソードを聞くことができた。

中国観光客が急増して実態にある裏話、SARS時でのホテル業界のドン底ぶり、
ホテル業界に入った動機、職場の中での男女の地位関係などなど。。。

彼女はまだ20代の面影を保ちつつも、実年齢は30代前半であり、それでいて
すでに4つ星クラスのホテルで役員クラスである。10年この業界に従事していて
うち5回転職を重ね、今のポジションまでステップアップしたとのことだ。
キャリアウーマンに属する彼女は、独身だから自由をエンジョイでき、毎日
充実していると言った。

ちなみに香港で初めて接する方に必ず聞かれるのが、
「あたなの今の勤め先は何社目なのか?」という質問である。

彼女もご他聞に漏れず、同じことを聞いてきた。
まだ1社目です、と回答すると
「Oh,Really?」と
感嘆か、落胆か、どちらともつかない反応が返ってくる。
人材の流動化がスムーズな他国では、日本は相当に特異な社会環境に
見えるのだろう。

香港ではもともと共働きが浸透しており、フィリピンやインドネシア等からの
出稼ぎ労働者を雇ってメイドさんにする文化があるので、女性の家事の負担が
わりと低い。
また、外食産業が発達しており、幾らでも安くあげられる食堂があるため、
家庭での調理の機会はそう多いほうではない。就業において性差による
差別もほとんどないため、女性が社会進出し、経済的に自立しやすい構造だ。
そういうわけで、出生率も日本以上に低く、1.0を切っているし、晩婚化も
あたりまえだ。

むろん30代以上の女性達には、日本でいう「負け犬」のような悲壮感はない。

80~90年代に香港への就職ブームがあったと聞いたことがあるが、実際、
香港は経済的に自立している日本人女性にとって、非常に過ごし易い、
快適な国であると強く思う。

パワフルで全てにおいて(男性に対しても)Demandingな香港女性を見て、
住むのなら何も日本にこだわる必要はないな、としみじみ感じるこの頃。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-04-08 21:38 | ビジネス

反日活動について

出張で香港に来た。

仕事が終わり、ホテルに戻ってテレビをつけ、チャンネルを変えていく中
ある番組でぴたと手が止まった。「中央電視台」という中国本土系の番組だ。

ここのところ、歴史教科書問題で韓国・中国からの反発がすさまじい。番組では
名門校の北京大学と清華大学の教授を識者として招き、司会者が今回検定を
通過した教科書について、徹底追及している。

具体的には現代史、特に日中戦争・第二次世界大戦中の中で、盧溝橋事件、
満州事変、南京事件、東京裁判について、今回の教科書がいかに日本が
巧妙に歴史を歪曲化し、美化しようとしているかをこと細かく糾弾していた。
それぞれ何ページ目のどこどこ、とまで言及していたが、どうも日本から
事前に教科書の情報がリークされていたとしか思えないフシもある。

司会者はまた、「内政干渉だ」というコメントをする一部日本人について、全く
反省の姿勢がなく、むしろ開き直っている尊大な軍国主義日本、とバッサリと
切り捨てている。

客観的に番組を見ると、事実の解釈より、日本語での表現について揚げ足
取りをしている感が否めない。

こういう、プロバガンタ的な内容を放送されると、日本をよく知らない中国人は
間違いなく日本人について嫌悪感を抱かざるをえない。ちょうど昨年起きた
サッカーアジア杯のように。
あの放送を見ると、中国へ行ったことない人は「なんて民度の低い、品位の
ない国だ」と思うだろう。

こすっからい、こずるい日本人がいるように、そういう中国人もいるのは確かだ。
しかし、テレビによって放送される「全体像」と「個人」は切り離して考えないと
いけない。気持ちのよい、親切な人はいくらでもいる。日本にも中国にも。

数日前に香港から鼻の先にある深センの日系スーパーで抗議デモがあり、
旗を燃やしたり、日本製品不買運動が行われた。幸い、香港ではそのような
ことは現在、見受けられない。

民間で、テレビで、朝まで生テレビのような番組で日中の各世代を交えて
もっと深堀した議論をすればいいと思う。本音トークを通じて見えてくるものが
あるはずだ。

どんなにITが発達しようと、Face to Faceでの対話に勝るコミュニケーションの
ツールはない。

これからも日中間は紆余曲折が予想されるが、民間交流に影響を与えない
よう、政治家同士でより蜜に対話を続けてほしい、と切に思う。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-04-08 02:49 | ビジネス