中華ビジネスをより面白く、ニッポンをより熱く。家電メーカー営業マンが取り組む香港ビジネス奮闘記です。


by tatsuostyle
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

<   2005年 03月 ( 10 )   > この月の画像一覧

昨今の就職活動事情

いよいよ就職活動まっさかりである。
日中のみならず、週末でもリクルートスーツの学生をよく見かけるようになった。
桜の開花と同様、春の風物詩となりつつあるシーンである。

2年前に新卒採用の1・2次面接の面接官を務めたことがある。
昨年年末も就職フォーラムで数多くの学生と接する機会があり、ここ1,2年の
学生のトレンドとして、下記2点があげられる。

1.女性の方が明らかに優秀
2.外国人留学生の日本企業への就職活動が増加

1について、就活に対する意識・準備・立ち振舞い・真剣さ etc 各点を勘案
しても私が接した100人近い学生で、確実に女性優位であり、あからさまに
場違いな格好をする者、質問のための質問をする者、社会常識がなさすぎる
者、その他ありえない人、など、そのいずれも男子学生であった。

以前、何かの本で女性は小学校6年生で成人男子とつきあえる精神年齢を
有すると読んだことがある。そのせいもあるのだろうか?
概してタフで、頼もしい方が多い。
ぜひご女性陣のご意見をお聞きしたいものである。。。

2について、最近は韓国・台湾・中国からの留学生のほか、アジア諸国や
アメリカなどの欧米諸国留学生の応募も少しずつ目立ち始めた。

彼らは母国語(中国語・韓国語・英語etc)に加え、日本語も流暢な者が多く、
いわゆる3ヶ国語を駆使するトリリンガルも少なくない。
また、自国の文化・価値観を有しているのみならず、「日本」という切り口での
物の考え方・体験をしているため、バックグランドが多層的で、実際、
彼ら自身の話は非常に面白い。グローバル化の波がいよいよ就職活動にも
到来したと如実に感じる。

なにやら日本人学生には非常に厳しいものがあるが、ぜひ、こういう学生を
ライバルにしたとき、どう自分を差別化するかを考えてほしい。

新卒採用とは未経験者が経験者に自分を売りこむ場である。
決して「何かを経験した」「何かを務めた」「こういう性格なのでがんばります」の
PRをするの場ではない。
「自分」という商品の宣伝・広報マンになりきって、
「私は○○というベネフィットを提供できます」という視点でのPRをしてほしい。

今年も熱い人が沢山受けに来るのを期待しつつ。。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-03-30 01:24 | ビジネス

香港人の英語名

香港は旧英国の植民地の影響もあって、社会一般で個人個人が英語名を
持つことが普通である。そして仕事においてはもちろん、英語名で呼びあう。
むろん、日本から仕事でやりとりしている各担当者にもメール、電話含め、
英語名でよぶこととなっている。

台湾も一部の外資系の会社では英語名で呼びあうが、通常は中国語名でよぶ。
そして、むろん中国本土も中国語名でよびあうのが普通である。

英語名は親からもらうものもあれば、自分でつけることもできる。
そういうわけで、今仕事でやりとりしている方々の名前の中には芸能人顔負けの
ものもある。
一例として、Crystal クリスタル Tiffany ティファニー Athene アテナ 
Adrian エイドリアン(ちなみに男)

慣れればよいのだが、最初は呼ぶこと自体にかなりむずがゆいものを感じた。
私も何度か英語名を持つように薦められるが、それには応じていない。
やはり日本語名は大事にしたいものだ。

これからも香港で突拍子も無い名前の方と出会っていくだろう。
それに臆することなく、さわやかに呼べるようになっていきたい。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-03-29 00:54 | ビジネス

仕事の質をあげること

香港は25日~28日までイースター休暇であるため、当然ながら
この期間は仕事メールはこない。

ほっとするひと時だ。

現在担当している家電商品は多岐にわたり、代理店も複数あるため
日本側と香港側の膨大なメール洪水に溺れてしまうことが多々ある。そのため、
有休をとった後の心理的プレッシャーは少なからずあった。

しかし、週末に話題のホリエモン本をよんだ。
「100億稼ぐ仕事術」なる本である。
出だしでいきなり、「私は1日5000通のメールを処理する」とある。
あれだけ、テレビや雑誌の取材に出演しまくった上に、1日8時間の睡眠時間を
確保しているという。本当に可能なのか?

おそらく、本当にやっているのだろう。

毀誉褒貶の多い男であるが、
「現状の当たり前を破壊する。」という点においては他の追随を許さない。
メールの処理も瞬時に判断し、ごみ箱直行と返信を繰り返しているのであろう。

人間はある程度、快適な環境にいると勝手に自己制限を設けてしまう傾向がる。
自身も1年香港を担当し、あまり得意でないことを知らずのうちに線引きを
してしてしまっているのかもしれない。
あまり見たくない、手間がかかりそうなメールをいつまでも放置するのはその
一例だ。

よりスピーディーに判断し、時間を割かねばならない案件がこれから増えてくる。
「会議で忙しすぎて・・・」
「メールが多すぎて見れてませんでした」
「他の抱えていることでいっぱいでして」
顧客にとって言い分にしかすぎない、これらのタブー言葉を使用しないこと。
今日を昨日よりもスピード感をもってとりくむこと。
挑戦を続け、新しいこと、変化を喜んで迎え入れること。

日々の一つ一つの仕事、そして慢心せぬよう自分を「カイゼン」していきたい。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-03-27 11:59 | ビジネス

次の万博へ

いよいよ愛知万博がオープンした。
人気パビリオンの2時間待ちはあたりまえで、フードコートのみならず
果てはファーストフード店での購入にも長蛇の列が並んでいる。面白そう
なブースが多いのだが、こんなに並ぶのでは楽しむ前にストレスがたまって
しまう。

9月までの開催だから、なるべく空いていそうな、例えば梅雨の時期の平日
などを狙っていくしかあるまい。。。

先の話であるが、5年後には上海で万博が開催される。
08年の北京五輪を終えた後だけに、中国自体は激しい変化が起きている
だろう。日本と、過去に無いほど緊密な関係を構築しているのかもしれないし 
台湾問題でアジアが極度の緊張状態にあるのかもしれない。

思えば、今の中国ブームの走りは5年前の2000年からであった。
一気に世界の工場としての中国が認知されて、2~3年前の中国脅威論は
まだ記憶に新しい。5年の歳月はかくも世の中は激変するものなのだ。

去年は韓流ブームで韓国への好感度が一気にあがった。
(今は竹島でもめているが)同じく去年のサッカーアジア杯での反日ぶりで、
お互い溝ができてしまった形だが、きっと変わるだろう。それもこの2~3年の
間に。

日本が戦後、劇的に成長する原動力なった東京五輪と大阪万博。いずれも
まだ自身がうまれていない時代のことで、何か外国の出来事の感すらある。

今、この時代を生きていて、五輪・万博という国家イベントが隣国にあると
すれば、これらにビジネスで関わっていき、軌跡を残すことができれば、これ
以上ない痛快なことだ。

きたる未来に向け、あらゆる商機を見出し、モノにしていきたい。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-03-27 01:53 | 軽めの話題

魂をゆさぶる本

最近本屋に行くと
「5分であなたもできる営業マンに変わる」
「10分でいい女になる魔法の言葉」
「心理戦で絶対勝つトーク術」

だの、こういう
いかにも的な、キャッチーなタイトルの本があふれている。
だいたい1時間くらいで読めることも特徴だ。

よほどボロい商売なのか、二匹目のドジョウを狙って、タイトルをちょいと
いじっただけの、中身が似たような本がいつまでも氾濫している。

かくいう私も、以前、ドン底状態に落ち込んだ時期が1年半続いたため、
むさぼるように買いあさった。そして辿り着いた私見であるが、全ての元祖は
デール・カーネギーの著作であると思えてならない。
創元社出版で文庫サイズも出ているが、下記

「道は開ける」
「人を動かす」
は魂の名著であると思う。

今、世の中に出版されている、セルフモチベート系の本は全て、この2冊から
パクったとしかおもえないほど、真理がここに収斂されている。

もう既に5回以上読み直しているが、常に気付きを促してくれる。

機会があればぜひ一読あれ。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-03-22 01:32 | 軽めの話題

中華圏飲み文化事情

香港でいろいろな客先と夕食をともにすることが多いが、ほぼ共通しているのは
皆、あまり酒を飲まないということである。ビールを1,2杯飲む程度で、
8時半~9時くらいにすぱっと夕食が終わり、解散となる。
このへんのスマートさは英国流の影響を受けているのかもしれない。
日本のように二次会、三次会までひきずることがないので、精神衛生上にもよい。

ただ、他の中華圏と比較すると香港は特殊な方といえよう。

中国や台湾に行くとひたすら「乾杯」の嵐で正気を保つのに苦労する。
日本人を徹底的に飲ませてつぶすのが趣味なのでは、とさえ思う。

台湾は日本の飲み文化と感覚的に近く、飲み比べをするのも一興であるが、
何かの本で「中国本土では前後不覚になるまで飲むのは最大のタブー」と
読んだことがあったので、中国出張では紹興酒をしこたま飲まされても、30分
おきに自らトイレに行って喉に手を突っ込んで吐く、という涙ぐましい作業をした
ことがある。

来月、その悪夢の経験をした場、杭州に1年ぶりに出張する。
今から、てぐすねを引いて待っているあのメンバーが脳裏に浮かぶ。。。
今度も覚悟をせねばなるまい。

負けてなるか。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-03-21 01:09 | ビジネス

香港転職事情

先日、担当している商売先の香港代理店の一社の担当者が突然転職をした。
その方は営業課長であるが、その上司である営業部長も半年前に転職をして
おり、担当している商品の実務担当者は入社して1年目の新入社員のみと
なってしまった。

自身、担当している1つの商品のシェア下落が激しく、チャネル政策を根本的に
整備し、価格政策も仕切りなおして、4月の新年度から攻勢をかけていこうとする
矢先であるため、もろに出鼻をくじかれた形となった。

典型的な香港人は条件のよい所へ、ステップアップのためにどんどん転職を
する。特に最近の香港経済は好調であるため、求人も増え、それまでじっと
耐えていた人達が一斉に動き出した感がある。

それにしても、こう次々と人が抜けると正直、一からロードマップの共有や
経由を説明し、かつ人間関係を構築してから取り組んでいかねばならないので
徒労感もひとしお。

転職先はどちらへ、と営業課長に質問したところ、なかなか回答を
渋ったが、「欧州系の家電販売会社」との答えが。

「あちゃー・・・ よりによってか」
 口にでかかった言葉を押さえ、今後の互いの変わらぬつきあいを約束した。

その夜、いろいろと考えた。

今後、業界のボーダレス化が進む中、やりたいことが明確であれば、
会社というハコにこだわる必要はないのかもしれない。

結局、やりたいことを実現できる空間・権限が得られるのであれば、中国系
だろうが、欧米系だろうか、日系だろうか、それは無数にあるプラットフォームの
一つに過ぎない。会社の中よりも業界の中での自分のポジショニングの確立を。

一つの気付きを促してくれた香港の転職事例であった。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-03-20 01:35 | ビジネス

上海の夜事情

上海の夜は何かと熱い。

日本人向けの無料風俗情報誌が多数あるくらいだ。しかも中身は
アニメチックな絵やセンセーショナルなキャッチコピーを活用するなど
素人が中途半端に作ったものとは思えないものもある。
意外にも香港にはこの手の情報誌はない。それだけ上海には需要があると
言うことか。。。

おなじみの小姐が隣につくカラオケ。最近はスケールがどんどん大きくなって
200~300人が常時滞在している店まである。
あまりぱっとしない店の外観をよそに、内部はゴージャスな、成金趣味み満ちた
デコレーションやインテリア装飾となっている。私はこういう、欲望むき出し、
顕示欲むき出しの雰囲気が実は結構好きである。

カラオケは大抵、一部屋に6~7人くらいの小姐が通され、お気に入りをピック
アップして、となりにつかせる仕組みだ。気に入らなければ、次の組が入り、
また選ぶようになっている。まさにうなぎのタレの補充のようだ。

かなりおしゃれで美人そろいである。はっきりいって、昼間に街で見かけない。
出身も中国各地に散らばっていて、改めて国土の広さ、人材の豊富さを
実感する。

中国語が話せないと、正味5%くらいしか楽しめない。日本語が話せる
小姐はいることはいるが、美人は大抵中国語オンリーの子だ。出身地の
エピソード・今のライフスタイル、関心のあることなど、話のネタはつきない。
そして、例外なく皆歌がうまい。はまる日本人駐在員が多いのもうなずける。

私は踊るのが好きなので、上海のクラブもたまに行くが、ヒップホップ
パーティーの盛り上がりは尋常ではない。香港はまだディスコタイプの
ハコが主流で、DJのレベルに限界を感じる。。。


上海出張から帰国した今、再び香港市場にフォーカスする日々が続く。しかし、
行く度に変化を遂げる上海はこれからも末永くつきあっていきたい都市である。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-03-19 12:05 | 軽めの話題

上海での会議

上海での会議が終わり、今日帰国した。

新たな発見と出会いに満ちた出張であった。
今回、アジア・オセアニア諸国と会議していて、メンバーの殆どが
華僑、次いでインド人で占められていた。パプアニューギニアや
バヌアツも広東省出身と思われる方で、改めて経済における華人
ネットワークの広域さを実感する。

会議はむろん、英語を公用語としているが、コーヒーブレイクの際はあちこちで
北京語や広東語、福建語等が飛び交う。もとの郷土は一緒であるので何世代を
経ようとも、それぞれの地方の母国語を交わすことで、彼らを強固な同胞意識で
結びつけるのであろう。

今回、40人強の出席者でロの字型で会議をしたのだが、日本でこのような
会議を実施すると、えてして宮中御前会議のようになってしまい、発言者が
権限のある人間だけに限られる。
しかし、さすがに海千山千のビジネスマン達、非常に活発に意見を飛ばしあい、
すばらしいプレゼンで各成功事例を発表頂いた。国ごとにマーケティングの
方法、消費層の構成も異なるので、アプローチの方法は画一的にはならない。
オープンディスカッションを通じ、多層的な取組み事例をシェアすることで、
成功の方程式を導き出す。これぞ国境を越えた合作であり、海外ビジネスの
醍醐味である。

一方、
食事のアレンジもなかなか大変であった。イスラム教徒は豚肉を食べれない上、
厳格なベジタリアンもいるなど、幹事泣かせな部分がある。ふんだんな
食材と調理方法を持つ中華料理を条件付きでしか楽しめないのは少し残念で
ある。

しかしながら、円卓を通じて交わす盃、そこから醸成される友情はかげがえの
ないものだ。私たちはそれぞれのフィールドでの更なる成長を誓い、母国に
帰国した。

国籍を越え、地域差を越え、価値観の壁を越えて、各々共通の目標に向かって
邁進している。離れていても、これほど心強いことはない。

大いなる飛躍へ、私も心を新たに、これからも成長を続けていきたい。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-03-18 01:41 | ビジネス

上海再び

かなりの期間、仕事でてんぱっていて更新が遅れてしまった。

3ヶ月ぶりに出張で上海に来た。
年に1回のアジア・オセアニア会議で、私は今回初めて参加する。
会場は持ち回り制で、今回上海が選ばれた。

参加国にはタイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア・などおなじみの
東南アジア諸国や、スリランカ・ネパール・ミャンマーといったところから
フィジー・パプアニユーギニア・はてはバヌアツまで参加している。
バヌアツという国は初めて聞くが、オーストラリアの東、フィジーの近くに位置
している。世界は広いものだ。

今回、事前に会場設営をする際にミニ国旗を卓上に用意していたのだが、
順調に並べたところ、ある場所でぴたと皆の手が止まった。

台湾である。ここ数週間、中国政府は反国家分裂法なるものを制定しようと
して政治マターに発展している。要は台湾は中国の一部とみなし、国として
認めない、ということだ。中国は国際会議のあらゆる場で首脳クラスが
繰り返し、各国に釘をさしており、あくまで内政問題として干渉させない
つもりだ。

席順で見ると、偶然なのだがくしくも中国と台湾が隣り合わせとなって
いて、全くシャレにならない。

むろん、揉めているもは政治であって、民間レベルでは交流が盛んで
上海には50~60万の台湾人ビジネスマン及び家族が住んでいる。
(ちなみに日本人は約4万人と言われている)

会議出席者間ではあまり感情的な問題にならないと思われるが、仮に
国旗を設置したシーンをホテルの従業員が写真撮影して、マスコミなどに
送られたりしたら、日本と中国の国際問題に発展しかねない。

ただでさえ、日本企業は中国で何かと付け込まれやすいので、結局、
国旗は撤去することとした。いらぬリスクを犯してまでやる必要なしと
判断した。

こうして、危機は回避された。
何気ない、言動で引き起こされる対立。海外にいたら常にケアしなければ
ならない。
[PR]
by tatsuostyle | 2005-03-16 08:31 | ビジネス