人気ブログランキング | 話題のタグを見る

中華ビジネスをより面白く、ニッポンをより熱く。家電メーカー営業マンが取り組む香港ビジネス奮闘記です。


by tatsuostyle
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

政治マター

今年に入ってから、日本と近隣諸国の関係が急速に悪化している。

中国とは靖国問題でしこりが残っている上に、最近は東シナ海での油田開発で
もめている。韓国とは竹島問題で、お互いの非難合戦がエスカレートし、日本を
国際社会で叩き始めてきている。

一見、領有権をめぐる国家と国家との間での衝突に見えるが、
根底にあるのは、明治維新以降から第二次世界大戦までの一連の外交の歴史
であろう。
日清戦争、日露戦争、日中戦争、第二次世界大戦・・・
東アジア諸国の現代史は日本によって大きく影響されてきた。

以前、日経新聞でこういう記事があった。
中国の重慶で商談をしていた日本人ビジネスマンが商談で煮詰まった際、
中国人から
「第二次世界大戦中、日本軍の重慶への爆撃で私の祖父が亡くなった。
あんたは日本人のしでかしてきた事をどう思うんだ」
その日本人は絶句してしまい、その後の商談で相手の言い分の条件を飲まされ
てしまったそうだ。

私は中国人や香港人との商談でこういう話題を振られたことは無い。
しかし、最近の情勢を見ると、いつか自分もそういう話を振られるかもしれない。

歴史を勉強し直そうと思う。

日本もほんの、60年前に米軍のB29が連日爆撃を行い、大都市は焦土と化し
ていた。今のイラクどころではない。明日は生きれるのか、と毎日恐怖に
おののいていたはずだ。
こんなにも、平和に過ごしていられるのは先人達がきずいた礎のおかげである。

歴史は繰り返すと言う。
外交関係が冷え込んでいる今だからこそ、民間の我々が友好の架け橋になる
努力をし続けていくべきであろう。
by tatsuostyle | 2005-04-03 12:22 | ビジネス